4 the SUMMER in you
[ 特集 ]夏フェスを聴こう、2015。
今年もこの季節がやってきました! 楽しい日々をもっと楽しくするために、スケジュール調整といっしょに耳の夏支度もそろそろ始めませんか~!?
夏フェス出演アクトの新作&近作を紹介!(3)
メイヤー・ホーソーンのソロ作をさらにブギー/ディスコ方面に押し進めた、ジェイク・ワンとのユニット初作。趣味性の高い作りが時代の流れにマッチしたゲット・ラッキーな産物とも言えるが、ロジャーからワン・ウェイ、スヌープ・ドッグにまで及ぶ軽快なファンク愛はホンモノだ。 *出嶌孝次
ロジャーを筆頭とするトラウトマン兄弟を中心に、さまざまなプロジェクトでファンクの革新と娯楽性を追求してきたザップ・ファミリー。〈サマソニ〉前の7~8月には関連作の一挙リイシューも実現するが(詳細は次号にて!)、何はなくとも原点となる本作を聴いてモア・バウンスすべし! *出嶌
今回来日するマーサ・ウォッシュは、もっとも長くJB一座と活動を共にした女性歌手にして現役バリバリのディーヴァ。UKのスピードメーターに演奏を委ねた本作では、JBも歌った“Sunny”や、リン・コリンズとヴィッキー・アンダーソンのナンバーも披露……ってJBソングの生き字引や! *出嶌
日本企画のリミックス盤。シドニー・サムソンによるダッチ系、美メロが映えるゼッド印のEDMなど、破局して身軽になったアリとこれを聴いて一緒にはしゃぎたいな。〈サマソニ〉で彼女に会えるだけでもヤバイのに、こんなにバキバキなのを聴かされたら興奮しすぎてどうにかなっちゃう! *山西絵美
EPを挿んで3年ぶりに登場したこの新作は、よりタフで骨太でメジャー感のあるサウンドを湛え、ドライヴするギターが爽快なガレージ・ポップ盤に。つまり、従来よりもデカイ会場に似合う音ってこと! もちろんサマー・ヴァイブは変わらず特盛りなので、〈サマソニ〉で合唱するっきゃないね。 *保坂隆純
例えばカーディガンズのピーターが手掛けた清涼ユーロダンス“I Really Like You”は、恋のウキウキ具合が伝わってくる“Call Me Maybe”系の出来だし、この新作もライヴでボスりそうな曲をたっぷり装備しています。サビをマスターして、気になるあの子を〈サマソニ〉デートに誘っちゃおう! *山西
昨年の日本デビュー以来、快進撃を続けている韓国のヒップホップ・ユニットが〈サマソニ〉に参戦。それに先駆けて登場した本シングルは、UTA製のメロウなアーバン・ポップに、サウスノリのゴリゴリ系とアンビエントR&B調の2曲をカップリング。硬軟自在なマイク捌きで会場もロックして! *山西
希代のエンターテイナーは、破顔一笑させるMCはもちろん、あの手この手で観る者を釘付けにするド派手なパフォーマンスを見せる。この新作もアゲアゲのロックから静謐な曲調まで網羅され、踊って歌えてホロリと泣ける魅惑の楽曲が並ぶ。観客とどんな化学反応を起こすのか、現場で確認を。 *荒金良介
BRAHMAN同様、震災以降にステージでの振る舞いを変えた横山健。日の丸を背負い、〈一緒に歌ってくれ!〉と呼び掛ける切実さに多くの人が共鳴したが、久々に届いた新曲たちは、明るく、抜けが良く、颯爽と広野に飛び出すような熱情パンク。これらがフェスでどう響くのか、楽しみで仕方ない。 *荒金
95年の名盤が20周年を迎えた節目とあって、この夏は3人が揃う機会も多い模様。Zeebra主催の〈SUMMER BOMB〉はもちろん、〈Sunset〉でも本作からの20周年記念セットをじっくり聴かせてくれるに違いない。地下のフロアが似合うドープな楽曲群を夏空の下でどう響かせるかにも注目だ! *轟ひろみ
2度目の武道館公演における熱狂の28曲を収めたライヴ盤(他、ドキュメンタリー付きの映像作品も)。古き良きロックンロールを〈青春の音楽〉として甦らせる手腕は、生演奏を通すといっそう鮮烈だ。7月の欧州ツアーを経て日本各地のフェスへ。ロックンロールの使徒たちの熱演をぜひ現場で! *宮本