このプロジェクトはなんとポール本人の提案で実現したとか。アルバム・タイトルでわかるとおり、ジョン・ピザレリのポール・マッカートニー・カヴァー集。ビートルズ時代の楽曲を除いた、ポールのソロやウィングス時代の名曲を選曲。ボッサ仕立ての《心のラヴ・ソング》、ゴージャスなストリングスが美しい《マイ・ラヴ》、マイケル・マクドナルドをフィーチュアしたスインギーな《カミング・アップ》など、お馴染みのナンバーがピザレリ流にギターもフィーチュアされ、ジャジーで小粋に。ほぼ全曲のアレンジをピザレリ本人が担当し、オーケストレーションにはドン・セベスキーという豪華さも魅力。