急進的すぎるメッセージは賛否を分けるだろうが、〈ブラック・パワー〉の観点で欠かせないラッパーの筆頭はこのパリスだろう。当然のように昨今の時勢に呼応した7年ぶりの新作は、ムスリム目線から警察や政府を糾弾する2枚組の大ヴォリューム弾となった。馴染みのデッド・プレズやカムに加えて今回はWCやE-40も招き、ハードな自作ビートで押しまくる作りは変わらず。かの『Sonic Jihad』以来となる直截的なジャケも強烈だ。
パリス、時勢に呼応した7年ぶり新作はムスリム目線から警察や政府を糾弾&ハードな自作ビートで押しまくる2枚組
Guerrilla Funk