2011年作『Ten-4』で欧州シーンの前線に躍り出たオランダの4人組が、待望の2作目を届けてくれた。ソリッドなギターとパーカッション、野蛮なオルガンが暴れ狂うスピーディーな曲を中心に揃え、思えばこういう熱血ジャズ・ファンクって最近あまり耳にしなかったから新鮮かも! もちろん力押し一辺倒ではなく、ロニー・リストン・スミス風の緩やかなコズミック・チューンなどもあり、全体の構成もよく練られている。