結成20周年イヤーに発表する通算8枚目のオリジナル・アルバム。EDMにも通じるタイトル・トラックを筆頭に、スタジアムを揺らすような4つ打ちと、透明度の高い電子音が組み合わさり、壮大なサウンドスケープを立ち上げている。一方、装飾を剥いだ楽曲からは、ルーツにあたるブルースやカントリーのテイストが確かに感じられ、もっともプリミティヴなままに仕上げられた“孤独の合唱”に、バンドの本質が窺える。