世の全ての文学ファン、そして「村上春樹&柴田元幸主義者」必読のシリーズ本がついに刊行開始。その名も“村上柴田翻訳堂”。これまで二人は、日本ではほとんど知られていない海外作家の作品を幾度となく紹介してきた。今回のは名作家・名作であるのに本棚から消え、遂には読者の記憶からも忘却されてしまうような本を新訳・復刊するという、目から鱗の文学の宝! 第一弾の『結婚式のメンバー』は、アメリカの女流作家・カーソン・マッカラーズの言わずと知れた傑作中の傑作。誰しもが経験する思春期の葛藤と孤独感が、村上春樹の繊細で温もりのある新訳で、鮮やかに描きだされている。