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近年のCDで聴ける般若ワークスを紹介

般若 #バースデー 昭和レコード(2014)

それ以前の諸々はバックナンバーなどをご覧いただくとして……こちらは前作にあたる通算8作目。KOHHと亡き父へ語る強烈な“家族”、SAYと新たな生命を迎える表題曲がハイライトではあるが、LUKA THE KISARAGIを抜擢した“目黒川”など佳曲揃い。

 

t-Ace フザケタヒーロー Pヴァイン(2014)

水戸の顔役とはエモーショナルな好曲“ダレも知らないブルース”でコラボ。揃って老人に扮したMVも話題になった。プロデュースを担当したのは、新作で“あの頃じゃねえ”を手掛ける以前から般若とも馴染みのCHIVABUZZER BEATS)。

 

NORIKIYO 雲と泥と手 諭吉(2014)

“皿に毒盛る料理店”のリミックスとして前年末に配信されていた“更に毒盛る料理店”に般若が助太刀。肉包丁の鋭さで話題となったオリジナルに輪をかけ、例の〈ダレノガレのアレを舐める〉などをブッ込みつつ妙に楽しそうな客演ぶりが最低だ。 

 

HAIIRO DE ROSSI KING OF CONSCIOUS forte(2014)

休養からの復帰シングルとしてここから先行カットもされた名曲“Ready To Die”に般若がフィーチャー。リリカルな気迫をぶつけるHAIIROに、飄々とマイペースな熱を注ぎ込む般若という好対照を、HIMUKIのドラマティックなビートが盛り上げる。

 

tha BOSS NEW YEAR'S DAY TBHR(2014)

THA BLUE HERB×般若のツーマン〈One Mic〉を見据えて発表されたコラボ・シングル。人間味に溢れた2本マイクの労いは毎年の大晦日に聴きたくなるもの。ここで温かくクールなビートを手掛けたgrooveman Spotは、般若の新作にて“自己紹介”を担当。

 

般若 ドッグラン 昭和レコード(2015)

すべてアルバム未収の3曲入りシングル。DJ FUMIRATCH武史山嵐OZROSAURUS)によるカラッと開放的なミクスチャーの表題曲、皮肉な“放っとけ。”、映画「Zアイランド」で演じたキャラのままに暴れるJUNIOR製のダンスホール、いずれも個性的!

※試聴はこちら

 

ZORN The Downtown 昭和レコード(2015)

昭和の三男坊による話題作で、エッジーな“Backbone”では般若はNORIKIYOが援護。ここで大半を手掛けたdubby bunnyは般若の新作にラウドな“覚悟完了”を提供している。なお、SHINGO★西成も交えた昭和トリオのコンスタントな配信にも注目を。

 

DJ RYOW THE MIX TAPE VOLUME #1 -BACK TO THE CLASSIC CUTS- DREAM TEAM MUSIC(2015)

『グランドスラム』冒頭の“我覇者なり”を手掛けるなど、般若の作品にもたびたびビートを提供してきたRYOWのミックスCD。彼とTOKONA-Xの堂々たる東海クラシック“WHO ARE U ?”のエクスクルーシヴな2015年版には、ANARCHYと般若が見参!

 

DJ RYOW 216 DREAM TEAM MUSIC(2016)

初作『PROJECT DREAMS』(2005年)から自身の全アルバムに般若を招いてきたRYOWだが、この最新作ではILLMARIACHIのリサイクル“ビートモクソモネェカラキキナ 2016”に般若と漢を迎えるという極上のおもてなし。配信のリミックスにはR-指定も!

 

SIMON 03 COME TRUE(2016)

eスポーツ・イヴェント〈RAGE〉のテーマソングとして配信された“RAGE”でもAK-69を交え、般若と共演したばかりのSIMON。この新作では“D.N.A.”に改めて般若を迎え、揃って父親になった目線からリラックスした口調で己の血に思いを馳せる。