初作は過渡期の質素なポスト・ダブステップ、ではなく、いま聴き返せば5年後を見据えた(?)官能的なフューチャー・ガラージとして現在のムードにドンピシャに思えるものだったが、それに続く本作は、ジューク以降~タイリー・クーパー再考の時代に生み落とされたアイシーなフォークトロニカに。廻りまくる時代に現れた珍獣トラヴィスの絶倫ぶりを相方のプラヴィーンがいなすとイランジェロになる感じがなんか旬。