16年ぶりに結成時のメンバーによって制作された「ザ・マジック・ウィップ」。その制作模様やライブ映像を中心としたドキュメンタリー。ブラーの映画はドキュメンタリー映画観ているというより青春映画を観ているような感覚に近い。人間何か得れば何か失うというが、この4人を見てるとそれがよく分かるような気がする。4人はバンドとして大成功を収める変わりに、きっと大切な何かを失ったのだろう。そしてまた4人は動き出し、新たな傑作を作り上げた。一瞬流れるオアシスの《whatever》のシーンは劇場から笑いが! ブラーというバンドの人間臭さが存分に味わえる感動のドキュメンタリー映画だ。