全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、Suchmos雨のパレードD.A.N.、洋楽ではチャーリー・プースカイゴホイットニーといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメのアイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお伝えする特集を連載中! 今回は10月度の洋楽編を速報レポート!!

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タワーレコード本社にて行われたタワレコメンの会議。洋楽担当の腕利きバイヤーたちがオススメのアイテムを持ち寄り、会議室へ集まります。今回も何百タイトルという新作のなかから選ばれた、計11タイトルの音源を聴き比べ、熱い議論の末にタワレコメン・アイテムを絞り込みました。厳しい予選を勝ち抜いたのは……以下の2タイトル!!

 

★2016年10月度〈タワレコメン〉洋楽編:選出アイテム

THE LEMON TWIGS Do Hollywood 4AD/Hostess(2016)

まずは、〈ソングライターとして、デヴィッド・ボウイポール・マッカートニー、そしてトッド・ラングレンに並ぶ……〉とビッグな枕を並べたうえで紹介された、レモン・ツイッグスの『Do Hollywood』。NYを拠点に活動する兄弟デュオの初作ですが、なんと弱冠19才と17才だそう! 中期ビートルズを彷彿とさせるスウィートなサイケ感と、グラム・ロック的な作り込まれた世界観を併せ持つポップスは非常にウェルメイドで、確かに上記レジェンドたちが引き合いに出されるのも納得。会議スタッフも〈とにかくメロディーの良さが尋常じゃない〉と絶賛の声をあげていました。

 

NXWORRIES Yes Lawd! Stones Throw(2016)

 そして、いま飛ぶ鳥を落とす勢いのアンダーソン・パックと、ケンドリック・ラマ―『To Pimp A Butterfly』(2015年)にも参加したプロデューサー、ノレッジによるノーウォーリーズのファースト・アルバム『Yes Lawd!』がタワレコメンに。パックの小気味良いラップ/ヴォーカルが、ノレッジ製の洒脱なビートの上を優雅に弾んでいて、ソフトな質感のアーバン・ソウル・サウンドは心地良さ満点。推薦スタッフも〈このフル・アルバムでさらなるブレイク間違いなし〉と断言していました!

 

10月度の選考を勝ち抜いたのは上記の2作品! レモン・ツイッグスは10月14日、ノーウォーリーズは10月中旬のリリース予定です。入荷状況は店舗により異なりますので、気になる方はお近くのショップへお問い合わせください。次回は2016年11月度のレポートをお届けしますので、お楽しみに!