Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、10月24日~10月30日の週間アクセス・ランキングを発表します!
-
1JAPAN
T.A.M.M.I 『sleeping nukes of mine』 京都の女性シンガー、アクの強い歌唱がコズミック・ファンクと重なる未来ソウル盤
-
2WORLD
ジャー9 『9』 ニーナ・シモンが憑依するような瞬間も! 桁外れの歌力発揮した濃密でアフロセントリックなソウル描く新作
-
3JAPAN
OGRE YOU ASSHOLE 『寝つけない』『はじまりの感じe.p.』 超尺曲収録の12インチとより荒んだサウンドのCDシングル
-
4JAPAN
BiSH 『KiLLER BiSH』 リンリンの切迫感溢れた詞作が牽引する、かつてなくストレートな作風で勢い加速した3作目
-
5JAPAN
ZEPPET STORE 『REVERB』 原点回帰をテーマに、80~90sインディー・ロック/パワー・ポップへの憧憬さらけ出した新作
-
6JAPAN
GEZAN 『NEVER END ROLL』 終わらない夏休みを連想させる、活動休止後の置き土産的な3作目
-
7POP / ROCK
パロッツ 『Los Ninos Sin Miedo』 スペイン発、図々しいほどの野心感じさせる粗削りなガレージ・サウンドが◎な初作
-
8JAPAN
BUCK-TICK 『アトム 未来派No.9』 藤井麻輝ら参加、インダストリアルな意匠も散りばめたデジタル要素色濃い新作
-
9JAPAN
callme 『This is callme』 ハイブリッドなダンス・ポップが満載、絶妙なバランス感覚も光る2作目
-
10POP / ROCK
スイサイダル・テンデンシーズ 『World Gone Mad』 デイヴ・ロンバートらメンバーを一新、近年稀に見る超攻撃的な新作
-
11JAPAN
AOR 『TWO』 Erico Wakamatsu、ハマツヨシフミ、Yuki Aidaによる新感覚実験音楽トリオ、注目の2ndEP
-
12DANCE / ELECTRONICA
カシアス 『Ibifornia』 ファレルやマイクDら参加、10年ぶりの新作はトロピカルで享楽的なポップ路線
-
13POP / ROCK
ウィルコ 『Schmilco』 オーセンティックなフォークなど揃えつつも、ストレンジなコード進行の主旋律が際立った謎の多い新作
-
14POP / ROCK
ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ 『Skeleton Tree』 愛息亡くした現在の心境を告白、白黒の音世界に胸締め付けられる新作
-
15DANCE / ELECTRONICA
プラネタリー・アサルト・システムズ 『Arc Angel』 ルーク・スレイターのプロジェクト、よりメロディックになった新作
-
16JAPAN
dorlis 『portrait』 中塚武らが手掛けた多様なアレンジが楽しめる、スウィンギンなトーンでまとめられた6年ぶり新作
-
17POP / ROCK
トーイ 『Clear Shot』 新メンバーを迎えて初となる約3年ぶりの3rdアルバム プロデューサーにデイヴィッド・レンチ
-
18POP / ROCK
スチュワート・リンジー 『Spitballin'』 ユーリズミックスのデイヴによる新ユニット、ブルース濃度高いロック揃う初作
-
19CLASSICAL
村治佳織 『ラプソディー・ジャパン』 ルーツを見つめ直してきた彼女の強い意志を感じる新境地といえる5年ぶりの新録音
-
20JAPAN
泉まくら 『アイデンティティー』 盟友nagacoが全曲プロデュース、私信のような強い言葉並んだ剥き出しの彼女に出会える新作
今週のレヴュー・アクセス・ランキング、首位は京都のシンガー・T.A.M.M.Iの最新作『sleeping nukes of mine』でした。何の前情報もなしで聴いたら日本人だと気付かなかった、〈和製エリカ・バドゥ〉との表現も納得の歌唱、ビート・ミュージック以降のサウンド・プロダクションで聴かせるフューチャリスティックなファンク~ソウルがとにかくカッコイイ! これは良いものを知った気分です。
続く2位にランクインしたジャー9の世界デビュー作『9』も素晴らしい内容でした。どこかスピリチュアルで独特の〈圧〉がある佇まいも魅力で、正座して聴きたくなる……というのは大袈裟かもしれませんが、それくらいの重厚感を感じましたよ。