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それぞれに呼吸する二人の活動をチェック

 BASHIRYbohemianvoodooのギタリストとしてもお馴染みだろう。横浜出身でウェス・モンゴメリーをきっかけにジャズに傾倒したという彼は、それに前後して吸収した幅広い音楽を自身のメロディックなプレイにも反映し続けている。バンドでの最新作は『Aromatic』(2014年)だが、12月にはfox capture planとのスプリット盤リリースが決定したばかり! 他にもchrem島裕介の作品で彼の演奏を聴くことができる。

bohemianvoodooの『Aromatic』ダイジェスト映像

 一方のCELLO a.k.a. MASSANは、GAGLEへの客演をきっかけに脚光を浴び、2003年に最初のミニ・アルバム『SING』を出している青森は三沢出身のラッパー。歌にも跨がるようなスタイルでAsayake ProductionFULLMEMBERCOMA-CHIらの作品に客演し、2011年には自身のレーベルから初のフル・アルバム『LUCIA』をリリースした。これがマスバシ結成のきっかけにもなったのは本文にもある通りだ。以降もタケウチカズタケ6th GenerationP.O.Pらの作品で彼のソウルフルな〈歌いっぷり〉は確認することができる。この後のソロ展開にも期待しておこう。

CELLO a.k.a. MASSANの『LUCIA』収録曲“INTRO ”