時の人カマシ・ワシントンが2012年の活動開始時より参加する西海岸のパンク・ジャズバンド5作目。ラリー・コリエルやロスコー・ミッチェルの近作をリリースするワイド・ハイヴ・レコード所属プレイヤーからなるバンドはコルトレーンがフガジに参加した、或いは現代版ラウンジ・リザーズ的サウンドが特徴的だったが前作に引き続きカマシを前面に据えることで楽曲のヴァラエティを大幅に拡げている。直線的でササクレ立ったショートチューンからスピリチュアルかつアンビエントなダウンテンポ曲まで披露し緩急極まり、結果現代ジャズにフィットしつつも他に類を見ないオリジナリティを獲得している。