コラム

オニ『Ironshore』 木琴シンセの音色もフレッシュ、重厚で強固なアンサンブル&変幻自在なヴォーカルでまさに鬼に金棒!な初作

【OSHIETAL】第79回

オニ『Ironshore』 木琴シンセの音色もフレッシュ、重厚で強固なアンサンブル&変幻自在なヴォーカルでまさに鬼に金棒!な初作

 新緑が眩しい鋼鉄連載〈OSHIETAL〉。今回は鬼のような迫力でメタラーたちを震撼させるオンタリオ出身のオニをオシエタル! 結成は2014年。メシュガーやビトゥイーン・ザ・バリード・アンド・ミーといったプログレ・メタル勢の影響を受けつつも、彼らはより先鋭性を出すために、おそらくメタル史上で初となるザイロシンセ(木琴シンセサイザー)を導入し、シングル配信を重ねていく。当初は物珍しさから注目を集めた部分もあったと思うが、到着したばかりのファースト・アルバム『Ironshore』を聴けば、この興奮が一過性のものじゃないってことくらいすぐに理解できるだろう!

ONI Ironshore Metal Blade/MARQUEE(2017)

 ザイロシンセとギターの激テクニカルなせめぎ合いで始まる本作は、スラッシュ、プログレ、デス、ジェントなどを己のフィルターに通し、恐ろしいほど重厚かつ強固なアンサンブルで展開していく一枚! そこにグロウルとクリーン・トーンを変幻自在に使い分けるヴォーカルが加わり、まさしくオニに金棒じゃないか! プロデュースはラム・オム・ゴッドやメガデス仕事で有名なジョシュ・ウィルバーで、ラム・オム・ゴッドのランディも駆けつけるなど、所属レーベル=メタル・ブレイドの力の入れようが凄まじいよな! この春にはチルドレン・オブ・ボドムのデビュー20周年記念ツアーもサポートし、化ける準備は整った! そう、いまオニを聴かずしてメタルをカタルべからずだ!

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