昨秋はD.J.Fulltonoとのプロジェクト=Theater 1の銀盤化で話題をさらったCRZKNYが、CD3枚組からなる渾身のサード・アルバムをリリース。ディスク毎にコンセプトを設けたそうだが、ディスク1から鼓膜を激しく揺さぶる信号音と化した低音の恐るべき波に、すぐさまヴォリュームを下げる始末で、冒頭からコンセプトを感じる余裕なし! 続くディスク2では地獄への扉が開いたごとき、殺伐としたインダストリアル・テクノに雄叫びやらノイズを乗せて狂気の行進を繰り広げる。そしてディスク3ではフットワークを進化させたテック・チューンが毒気を孕ませ疾走。名前に偽りなしのクレイジー過ぎる怪作だ!
CRZKNY 『MERIDIAN』 日本ジューク/フットワーク界の雄、ディスク毎にコンセプト設けたクレイジー過ぎる3枚組
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