〈泣き歌〉以上の〈病みソン〉で名を馳せるシンガー・ソングライターがメジャー進出。全曲で悲恋をテーマにし、表題通りクローゼットから取り出した言葉の重たさが魅力なのは確かながら、トロピカル・ハウスやチェインスモーカーズ的なシンセ使いの軽やかな意匠が合わさった聴き心地の良さが絶妙だ。KNUXとZOT on the WAVEが共作したSNEEEZE客演のフューチャー・ベース“いつだってきみのとなり”が出色。