オーストラリアのパワー・ポップ・バンド、ザ・ウェリントンズがやってくれた! 4thアルバムにして、これはマジで10年に1枚と言っていいような最高傑作。タイトル通り夏の終わりにぴったりな胸キュンポップの連続。夏らしい爽快な曲から幕をあげるが、曲が進むに連れて終わりが迫ってくる切ない展開。男女掛け合いのコーラスワークも見事で余計に胸が苦しくなる。もはや、ウィーザーの『ブルー・アルバム』、ティーンエイジ・ファンクラブの『バンドワゴネスク』に並ぶような名盤と言っても過言ではない。これ以上説明はいらないはず。聴いた後、みんな同じような景色が浮かんでくるに違いない。