毎年何事もなく届けられる彼らの新作。太陽みたく眩い人生応援歌“どん底”を含むこの11作目も、安心して身も心も委ねられるロックンロールが満載だ。GSチックな雰囲気の“足のはやい無口な女子”や郷愁に満ちた“嗚呼! もう夏は!”など歌謡曲っぽいメロディーを持つ曲も光ってるし、甘酸っぱいオールディーズ調“ルンダナベイビー”や音頭ロック“盆踊り”など曲調が雑多な点も良し。もはや蛇足だけど今回もモノラル録音。