ベリンダ・カーライルが4月2日(月) にBillboard Live OSAKA、4月4日(水)と5日(木) にBillboard Live TOKYOで来日公演をおこなう。

TVCMなどに使用され日本でも親しみ深い“Heaven Is A Place On Earth”など数多くの有名曲を持つべリンダ。今回はおよそ一年ぶりの来日となるが、昨年リリースした最新アルバム『Wilder Shores』を引っ提げて、どんなステージを魅せてくれるのか?

ダイアン・キートンが監督した“Heaven Is A Place On Earth”のミュージック・ビデオ
 

米・ハリウッド生まれのべリンダ・カーライルはガールズ・バンド、ゴー・ゴーズのヴォーカリストとしてデビュー。ファースト・アルバム『Beauty And The Beat』(81年)はガールズ・バンドとして初めて全米チャートで首位を獲得し、85年に解散するまでにリリースした計3枚のオリジナル・アルバムは軒並みヒットを記録した。

ちなみに、ゴー・ゴーズは90年代以降定期的に再結成しており、2001年にはオリジナル・アルバム『God Bless The Go-Go's』も発表している。2016年には〈2016 Farewell Tour〉と銘打ったラスト・ツアーをおこなっているが、今春にまたパフォーマンスをするというアナウンスも。

『Beauty And The Beat』収録曲“We Got The Beat”
 

ゴー・ゴーズの解散後、ベリンダはソロ活動にシフトしていく。モンキーズなどを手掛けるマイケル・ロイドをプロデューサーに迎えた『Belinda』で86年にソロ・デビュー。87年には2作目『Heaven On Earth』に収録された、前述の“Heaven Is A Place On Earth”が世界的に大ヒットし、シンガーとして大きく飛躍する。続く89年の3作目『Runaway Horses』はジョージ・ハリスンやブライアン・アダムス、TOTOのスティーヴ・ルカサーら錚々たる面々が制作に尽力した充実作となった。

『Runaway Horses』収録曲、ジョージ・ハリスンがギターで参加した“Deep Deep Ocean”
 

90年代はヨーロッパへ拠点を移し、ゴー・ゴーズのライヴ活動のほかソロ・アルバムも引き続き熱心に制作。90年代後半から2000年代半ばまでは薬物依存の治療で活動ペースを落としながらも、2006年には来日も果たし、2007年には全編フランス語で歌った『Voilà!』で完全復活した。

そして昨年には約10年ぶりとなるオリジナル・アルバム『Wilder Shores』を発表。同作は、ヨガの一種〈クンダリーニ・ヨガ〉を続けているというベリンダが、マントラをテーマに制作したという。タブラやハーモニウム、シタールなどエキゾチックな楽器を使用しながら、ベリンダならではのポップ・ミュージックへと昇華している(“Heaven Is A Place On Earth”新録も収録)。

『Wilder Shores』収録曲“Light Of My Soul”
 

今回の来日公演も昨年同様バックバンドを率いて登場するベリンダ・カーライル。前回はゴー・ゴーズの楽曲も演奏したようなので、今回もベリンダの華麗なキャリアを総括したセットリストに期待できそう!

東京国際フォーラムでおこなった2017年のライヴ映像

 


LIVE INFORMATION
べリンダ・カーライル

2018年4月2日(月)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場 17:30/開演 18:30
2ndステージ 開場 20:30/開演 21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円
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2018年4月4日(水)、5日(木)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場 17:30/開演 19:00
2ndステージ 開場 20:45/開演 21:30
サービスエリア 9,500円/カジュアルエリア 8,500円
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■メンバー
ベリンダ・カーライル(ヴォーカル)
ジェイムス・ニスベット(ギター/MD)
アンディ―・カー(ベース)
ロブ・タガート(キーボード)
サイモン・メリー(ドラムス)