今月のZOKKONディスク1・2・3・4・5・6・7・8!
着実に人気を高めるなかでおよそ1年ぶりのセカンド・アルバムが出ました。凛々しい歌声をオルタナなギターの轟音で包んだキャッチーな世界観はもちろん健在で、昨年のEPに収録の“Any”やMV公開済みの“HOLY GRAiL”など、すでにライヴで効力を証明しているナンバー揃いの快作です!
ベスト盤『音楽よ回れ!!』と同時リリースのEPは、ジャケのオマージュ通りにマンチェ色も取り込んだ楽曲集。全曲のアレンジを安原兵衛が手掛け、スクラッチも軽やかな“おこらないで”が絶妙に爽快で好ましいです。DOTAMAの客演した“フリースタイル全部”もシンプルにいい曲!
現体制で初めてのシングル。ひとつ前の“EMOTIONAL”ではバンド・サウンドに初挑戦していましたが、今回はすっかりお馴染みになったRelectを全曲でアレンジャーに起用して、得意のハードスタイルをさらに深く追求! 引き続き今城沙々による詞曲も彼女たちの世界観を強固に守り立てます。
昨秋のメジャー・デビューから2枚のシングルを経てメジャーで初のアルバムが登場。〈カタヤブリな浪花のロックンガール〉にキャッチが変わった通り、いままでより明快にラウドなロックを強調しているようで、“Evolution”“ローリングストーン”などパワフルな新機軸が並んでいます。
詞曲もトラック制作も会社経営も自身で担う天才肌で、すでに識者の間で大きく話題になりつつある〈弾き語りトラックメイカーアイドル〉。初の一般流通作となるこのタワレコ限定盤は、これまでの自主リリースから楽曲を選りすぐって再録したベスト的な内容です。特異なポップセンスをぜひ!
金子理江を中心に新メンバーを加え、4人組に新生してのファースト・シングル。ラウドな表題曲は引き続きダークな魅力を増幅させるもの。有馬えみりのデス・ヴォイスがグループ初期の姿を思い出させるまでもない破壊力で良し。大森靖子の提供したカップリング“bite me”もカッコいいです!
メンバーの卒業~加入を経て現8人での初リリースとなる、およそ半年ぶりのニュー・シングル。和のテイストをカラフルに取り込んだ表題曲は安定の出来映えで飛ばすアッパー・チューンです。メロディックな青春ロックに仕立てられたカップリングの“Fireworks!!”に甘酸っぱい良さがアリ。
およそ1年ぶりのリリースはメジャーに移っての6曲入りEP。そんな環境の変化とは関係なく引き続き照井順政がプロデュースを担当し、無機質な音色や変拍子でこれまでに構築してきたポスト・ロック的な美学を貫いています。伸びやかにスケールアップした終曲“Lighthouse”がいたく感動的。