新体制で活動を再開! 今に向き合った6人は過去の物語を遥かに超えていく!
昨年末の結成10周年ワンマン〈Miraculous Trajectory~すべてが奇跡だった~〉をもって活動を休止し、今年2月23日には新体制での活動再開を発表、それに併せて届けた新曲のタイトルが象徴する通り“REBUILD”を果たしたDevil ANTHEM.(以下デビアン)。あらかじめ活動休止を見据えて2024年を駆け抜けた前体制からの継続メンバー4人――竹越くるみ、水野瞳、橋本侑芽、安藤楓は、休止期間にそれぞれ思い悩みながらも、引き続きデビアンとして歩むことを決断したという。
竹越くるみ「正直、10代のすべてをデビアンに捧げてきた人生だったので、やり遂げた感覚も少しありました。なので辞めることを考えた時期もあったけど、それが逃げるための選択肢だと気付いた時に、すぐ逃げ道を探してしまう自分がすごく嫌で、ちゃんと向き合おうと思いました。それと自分が何をしたいのか見つめ直した時に、やっぱりステージの楽しさに変わるものがどうしても思いつかなくて。いまは絶対にデビアンで食っていくぞ!と思っています(笑)」
水野瞳「自分の気持ち的には、当時の5人じゃないデビアンは考えられなかったんですけど、〈続ける〉と言った手前、気持ちがぐちゃぐちゃになってけっこう苦しい一年でした。でも、新体制になって新曲をライヴでやるなかで、この曲たちを届ける側でいられる選択をした自分は偉いなと思いました」
橋本侑芽「私はお芝居の仕事に興味があって、去年の8月くらいまでは辞めて新しい道に進みたい気持ちもありました。でも、家族にも相談するうちに気持ちが揺らいで、ギリギリまで悩むなかで、お芝居の夢はデビアンをやりながらでも追うことができるし、それが可能な環境はすごく恵まれていることに気付いて、12月に続けることを伝えました」
安藤楓「私は最初から続ける気持ちでした。友達から大学やバイトの話を聞いて羨ましく思うこともあったけど、やっぱり歌とダンスが好きだし、デビアンが大好きなので、続けるべきだなと思って。最終的には、続けるか辞めるかを伝えるタイミングで、その時に思ったほうを言おうと思って、〈続ける〉と言いました」
瞳「ギャンブラーだなあ(笑)」
そんな4人に合流したのが新メンバーの塩崎めいさと矢吹寧々。2人ともアイドル活動は初めてながら、いまや〈沸ける正統派アイドル〉をコンセプトに掲げるライヴ巧者のデビアンの一員として堂々と活躍するフレッシュな逸材だ。
くるみ「私たちは小中学生の頃からアイドルの世界で生きてきたので、プロデューサーの佐藤(海人)さんに〈新メンバーはどう?〉と聞かれた時に〈変わった子たちです〉って答えたら〈変なのはお前らのほうだよ〉と言われて(笑)」
瞳「でも、2人とも絶対に変わってます。めいさちゃんは私たちの会話だけでなく、ポロッと出た発言も全部拾ってくれるから、良くも悪くもめんどくさい(笑)。ピュアだから学ぼうという姿勢が人一倍すごくて」
くるみ「猪突猛進タイプだよね。前しか見ないで走っているから、自分が何かにぶつかったことにも後から気付くみたいな(笑)」
瞳「寧々ちゃんはいろんなことに敏感な時もあれば、すごく鈍感なところもあって。くるみちゃんがよく冗談交じりで嘘を教えたりするんですけど、寧々ちゃんは大体信じるんですよね。まあ楓ちゃんは100パーセント信じるんですけど」
楓「ちょっと(笑)! でも、2人とも愛されキャラで、この活動が新鮮なのか常に目がキラキラしているし、ライヴ中にふと目が合った時もすごく輝いていて。本当にアイドル未経験だったのかなと思うくらい」
侑芽「真面目な努力家というのも2人の共通点です。最近のデビアンのダンスはレベルが高くてすごく難しいんですけど、2人は最初のレッスンの時から振りをほぼ頭に入れていて。私ももっとがんばらなくちゃなと思います。でも、寧々ちゃんと遊びに行く時はだいたい私がお店を選んでいるので、もっと自我を出してもいいと思います(笑)」
くるみ「それこそ前の5人では7年くらい活動していたので、ステージも仕上がっていたと思うんですけど、新体制になって最初の頃、佐藤さんに〈先輩4人が後輩2人に合わせている感じがする〉と言われて。それからは私たち4人も下がらずにがんばって、2人もそこに追いつくことで全体を底上げしていけるようになりました。デビアンは今年で11年目ですけど、アイドル1年生の2人が入ったことでピチピチ感もあるし(笑)、いまは改めてゼロから作り上げている感覚があって。なあなあになっていた部分も含めてひとつずつ積み上げている感じが、私的にはめちゃくちゃ楽しいです」