ヘンショクリュウが新曲“変色流忍法帖”のミュージック・ビデオを公開した。

2015年に結成されたヘンショクリュウは、ユニバーサル・ミュージックの新人発掘育成部門〈Great Hunting〉が主宰するオーディションで3,000組のなかから見事優勝し、同年に亀田誠治プロデュースのミニ・アルバム『NIPPOP』でデビュー。全作詞作曲を手掛ける萩原慈悲之(ハギハラ・ヂーノ、ベース/ヴォーカル)と隅田川倫素(スミダガワ・リンス、ギター)、多華橋喜吉(タカハシ・キキチ、ドラムス)という、すごい名前の持ち主3名からなるバンドだ。ちなみに、萩原は「ベース・マガジン」の編集者(!)でもあるとか。

達成率120パーセントのクラウド・ファンディングで得た資金で制作されたファースト・アルバム『JAHSCO』(2017年)に続き、今年5月には新曲“KEMONO”のMVを公開。この度発表された“変色流忍法帖”は、彼らが2018年にリリースする新曲としては第2弾となる。

 “変色流忍法帖”MV
 

微妙にヨレたリズムを叩きだす、独特の音色のドラムと妖しげでオリエンタルなメロディーのリフを奏でるギター、そして気怠いラップに冒頭からグッと引き込まれる。チルで煙たい映像のなか、メンバーたちが吸っているのはシーシャ(……と信じたいところだが、バンドのロゴはヘンプ!)。中盤、ラップが日本語から英語へ変わると共に、モノクロの映像がカラーへと変わるのも必見で、歪んだベースが強烈な主張を始めるアウトロも必聴である。

MV公開と同時に、ヘンショクリュウの自主イヴェント〈変色竜忍法帖 三之巻〉の開催概要も発表された。踊Foot Worksとの〈一之巻〉、THE THROTTLEとTHE LITTLE BLACKを迎えた〈二之巻〉に続く今回は、SANABAGUN.のMCでもある岩間俊樹 a.k.a リベラルとのツーマン。いま注目のバンドとラッパーとの共演だけに観逃せないものになりそうだ。詳細は以下の通り。

 


Live Information
〈変色竜忍法帖 三之巻〉

10月20日(土) 東京・下北沢 GARAGE
出演:ヘンショクリュウ/岩間俊樹 a.k.a リベラル
開場/開演:18:30/19:00
前売り/当日:2,500円/2,800円(いずれもドリンク代別)
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