Mikiki編集部のスタッフが〈トキめいた邦楽ソング〉をレコメンドする週刊連載、〈Mikikiの歌謡日!〉。更新は毎週火曜(歌謡)日、新着楽曲を軸にマイブームな音楽を紹介していきます。紹介した楽曲は下記SpotifyとYouTubeのプレイリストにまとめているので、併せてどうぞ◎ *Mikiki編集部
【酒井優考】
八十八ヶ所巡礼 “M. O. 8”
ちょうど最近モヤモヤしてたんでスカッとしました。毎回自己最高得点更新。
ふともも自殺 “catchy”
Mikikiでもお世話になってるカメラマンのみてぃふぉさんが監督。こんなにもヴォーカルがくぐもってる曲、初めて聴きました。いいですね。映像もすごく美しい。
チアキ “platform”
ワンコーラスチャレンジ〜in LA〜
— チアキ (@chiakijapan) November 17, 2019
【platform】
携帯付属のイヤホンで歌録ってそのまま音編集したからイヤホンで聞いてくれたら好き。
(時間なくて今回前置き取れなかった)
見てね pic.twitter.com/rj68Idd0iT
いま話題の素敵シンガー、チアキさんが、素敵な動画とともに未発表曲をワンコーラスだけ発表する素敵な企画〈ワンコーラスチャレンジ〉。今回はなんと先日のLA旅行の際に撮られたという素敵な映像に合わせて素敵な歌声を聴かせてくれています。チアキさんっていつも歌声に胸がキューっとなるし笑顔はキュートだしウエストもキューとしてるし本当素敵ですよね。
【天野龍太郎】
LEX “UPDATE feat. who28”“GUESS WHAT? (feat. XakiMichele)”
いま話題のラッパー、LEX。アルバム『LEX DAY GAMES 4』収録曲“UPDATE feat. who28”のビデオ、そして新曲“GUESS WHAT? (feat. XakiMichele)”が彼から届けられました。〈望みはない〉という圧倒的なニヒリズムを気怠く歌う前者と、まったく異なる声色で言葉を畳み掛ける後者。同じラッパーだとは思えません。弱冠17歳。末恐ろしい。
BAD HOP “Foreign (feat. YZERR & Tiji Jojo)”
バドホの新曲が出ました。Apple Music/iTunes Store限定のEP『Lift Off』から。軽やかで力の抜けたYZERRとTiji Jojoのラップはきわめてクールで、ブリンブリンで金ぴかなリリックの内容とは対照的。ラップ・ファンは〈Prod. Wheezy & Turbo〉に驚かされるはず。あと、ビデオを観ながら〈なぜ竹林で!?〉と思わず突っ込んでしまいました。
SNJO “Cyber Attack ft.mukuchi”
京都のプロデューサー/トラックメイカー/シンガー、SNJOくんがニュー・アルバム『Diamond』をLocal Visionからリリースしました。マジで傑作です。アルバムで聴くべき作品ですが、一曲選ぶなら迷わずマリさんとの“Cyber Attack ft.mukuchi”を。作品を聴きながらロング・インタヴューを併せて読んでいただくと、彼のユニークな才能、そしていまの関西シーンのおもしろさがわかるのではと思います。
upusen “Bed”“mountain”
先日、CIRCUS Tokyoで開かれたヴェイパーウェイヴ・イヴェント〈NEO GAIA LEGEND〉にも出演したupusenくんが、新曲を立て続けに発表しました。彼もLocal Visionsから作品を発表しているアーティスト。心地いいシンセウェイヴ“Bed”と催眠的なヴェイパー“mountain”、どちらもすばらしい。
LSTNGT “Embracing Sad Memories In This Funeral Snowlight Garden Of Hearts”
〈LSTNGT Depressive Screwed Trance Edit.〉と書いてあることから推測すると、おそらくHIM“The Funeral Of Hearts”のリミックスだと思われるLSTNGTの新曲。ヘヴィーで重たいスクリューの酩酊感とアゲなトランス感覚とが奇妙に混ざり合った、LSTNGTの絶妙なる美学。
ホノベミナミ “悲しいSF”
シンガー・ソングライター、ホノベミナミの新曲。〈ふざけあう言葉を/並べているだけでなんか/大事な話をしているみたいな気がする〉……。聴き手に近すぎて、こっちが一歩後ずさってしまうほどに生々しいうた。
【田中亮太】
SEVENTEEN AGAiN “全然きにしない”
最新作『ルックアウト』以降のモードを伝える新曲が配信スタートしました。美しさと艶やかさを増したサウンドが新鮮で、もはやわかりやすく○○ロック、△△パンクなどとは形容しづらいです。オリジナリティーの面でTHE NOVEMBERSやGEZANと肩を並べるバンドになったのではないでしょうか。〈君が何しようが俺は気にしない〉と言えるのは、相手への信頼と尊敬があるからこそ。君は君、僕は僕。その前提に立ち、ただひたむきに〈やる〉という宣言の歌。
【高見香那】
ニューロティカ “お前の街へGO! feat.綾小路翔(氣志團)”
甲本ヒロトも敬愛する東京・八王子生まれのヴェテラン・パンク・バンド、35周年記念盤『LOVE☆SONG ~唄を愛したピエロのロックスター人生~』より。親交のある翔やんとのデュエットで相変わらず〈バカ騒ぎ〉している姿を観ていたら、「ジョーカー」も「IT」もいいですが、私のピエロはやっぱりあっちゃんだな、という気持ちに。
SANABAGUN. “浪漫飛行 feat. Creepy Nuts”
近年は俳優業などマルチに才能を発揮されている高岩遼さん(本作のアートワークも担当)。そのポップ・アーティストぶりはカールスモーキー石井に共通するところも……? 艶のある歌いっぷりは氏に負けず劣らず、先月リリースのニュー・アルバム『BALLADS』のラストを飾る好カヴァーです。
【小峯崇嗣】
nape's “youth”
今週のTOWER DOORSからは、福岡出身の4人組バンド、nape'sをピックアップ。去年の夏に結成したばかりの彼らですが、一聴してしまえばその抜群のソングライティング・センスに舌を巻いてしまう程です。メロウでチルポップなインディー・ソングでありながら、あの頃の青春を想起させるようなノスタルジーを含んだ甘酸っぱいサウンドがたまらない一曲。
彼らにTOWER DOORSから行ったメール・インタヴュー〈6つの質問〉も公開中ですので、気になった方はぜひ併せて読んでみてください。