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デヴィッド・ゲッタが『7』に到達するまでの1・2・3・4・5・6をリッスン・アゲイン!

DAVID GUETTA Just A Little More Love Gum/Virgin(2002)

10年以上の活動を経て放った初のアルバム。今回『7』でリメイクされている表題曲や、本国ではチャート・ヒットとなった哀愁ユーロな“Love Don't Let Me Go”など大半の曲でクリス・ウィリスが美声を響かせる。NYのハウス・ディーヴァ、バーバラ・タッカーを迎えた“Give Me Something”も熱い出来。

 

DAVID GUETTA Guetta Blaster Gum/Virgin(2004)

引き続きクリスをメインにしつつ、テッキーな“The World Is Mine”などでJDデイヴィスをフィーチャーした2作目。ディープ・ハウス主体の前作からアレンジの幅は大きく広がり、ステレオMCsを迎えた“Open Your Eyes”などはいま聴くとケミカル・ブラザーズのよう。ラストにはミス・シングも登場する。

 

DAVID GUETTA Pop Life Gum/Virgin(2007)

この時期ロジックというユニットを組んでいた相棒のジョアキム・ガローと全面的に制作し、欧州の各国でヒットを記録したサード・アルバム。時流のエレクトロ・ハウス色を一気に強め、全英ヒット“Love Is Gone”やアンジェロ&イングロッソを交えた“Everytime We Touch”などではクリスの熱唱も光る。

 

DAVID GUETTA One Love Gum/Virgin(2009)

共作したブラック・アイド・ピーズ“I Gotta Feeling”がヒットするなか、ニーヨ、エステル、キッド・カディらアーバン方面の人気者を大挙動員した転機の一作。ケリー・ローランドを迎えたナーヴォ作の“When Love Takes Over”が初の全英No.1を獲得し、エイコンとの“Sexy Bitch”は次作に繋がる初の全米ヒットとなった。サウンド面ではアフロジャックとの共作も。

 

DAVID GUETTA Nothing But The Beat Virgin(2011)

ジョルジオ・トゥインフォートを参謀に引き入れ、前作路線を継承しながらソングライティング面をさらに鍛えた世界的ヒット作。アッシャーとの“Without You”を筆頭にタイオ・クルーズ&リュダクリス、クリス・ブラウン、フロウ・ライダー、スヌープらが参戦し、ニッキー・ミナージュも初登場。シーアとの“Titanium”は以降のメインストリームにおけるEDM導入の雛形となった。

 

DAVID GUETTA Listen What A Music/Parlophone/ワーナー(2014)

アーバン勢との青天井なコラボ路線から離れ、アヴィーチーと共作した起床マナーの“Lovers On The Sun”、シーアとのトライバルな“Bang My Head”、ブーティーなトラップの“Hey Mama”などサウンド志向に揺り戻した印象も強い6作目。エミリー・サンデーの歌うピアノ・ハウス“What I Did For Love”は安室奈美恵の歌うヴァージョンも後に出された。