20年ぶりの新作が、リマスターされたベスト盤とのカップリングで登場。いまも若々しい歌声のロニー・ジョーダンが名参謀ジェリー・ゴールドスタインと制作した本盤は、横町感覚のユルいファンクを展開する往年の流儀を究めつつ、複数のラッパーや詩人マリク・ユセフを招いてバウンスにも接近しながら現シーンに立ち向かう。かつての戦友も参加し、エドウィン・スター“War”のリメイクで現代社会にメスを入れる様も痛快だ。