ディスクガイド

フォークからダブステップまで飲み込むUKの逸材・スローイング・スノー、そのサウンドと共振するディスクあれこれ

THROWING SNOW 『Mosaic』 Part.2

SNOW GHOSTS A Small Murmuration Houndstooth(2013)

雪は昨年も降った。こちらはロス・トーンズハンナ・カートライトと推進するユニットのアルバムで、支配力のある彼女の歌声とアグレッシヴなベースの蠢きがグイグイ高め合うトリップホップ作品になっている。ブルー・デイジーの参加も!

 

 

スクリーム配下からのリリース歴もあった、ブリストルフェラーマット・プレストンのセカンド・アルバム。印象的な歌唱で“Whistling In The Dark”を包み込むオーガスタス・ゴーストとは、スノー・ゴースツのハンナのこと。これもロスに似たトーンのサウンドだ。

 

 

VARIOUS ARTISTS Livity Sound Livity Sound(2013)

これもいまのブリストル……ペヴ(ァラリスト)カウトンアススから成るチームで、インダストリアルテック・ダブステップ群で注目のリヴィティ・サウンドだ。これは鋭くて怖い彼らのエクスペリメントがガッツリ満載された危険な初コンピ

 

 

カーンゾーも名を連ねるヤング・エコーは、ピンチのような先達からも認められているブリストルのコレクティヴ。旧来のご当地サウンドを望む視線も意識はしつつ、インダストリアル・ダブクラウド・ラップも入り乱れる様子にバッド・テイストな楽しさがある!

 

 

『Mosaic』を聴いてこのロンドンの才人(出身はエセックス)を思い出す人も多いのでは……と思ったら、そこに参加したヴォーカル陣のうち、パイジェイシー・グレズラパラックスの本作でも歌っていたのだった。共振しながら屈折する今様のうたもの。