60年代にソニー・ロリンズやドン・チェリーらと活動し、1966年のアルバート・アイラーとの出演以来、シーン復帰後、40数年ぶりにニューヨークの老舗ジャズクラブ、ビレッジ・バンガードへの出演となったレジェンド、ヘンリー・グライムス(b)を率いてのマーク・リボウ・トリオでの2012年ライブ録音。35年間に渡る隠遁生活を経て、2003年にシーンに復活し、マイペースな活動を続けるヘンリー・グライムスの質実剛健なプレイに支えられ、スタンダードから後期コルトレーンのオリジナル曲まで、ベテランの凄みを聴かせつつ、変貌自在のギターを聴かせるマーク・リボウの迫力は格別。