クリス・デイヴやマーク・ジュリアナと並び、今日のジャズ・シーンを代表するドラマー、ケンドリック・スコット。テイラー・アイグスティ(p)、マイク・モレノ(g)、ジョー・サンダース(b)、ジョン・エリス(sax,fl)といった、新世代オールスターバンド「オラクル」によるブルーノート第2弾となる本作は、再びデリック・ホッジがプロデュース。バンドによる至極のアンサンブルに加え、ターンテーブル等のエレクトロニクスを効果的に取り入れたサウンド。ケンドリック・スコットが生み出す流れるようなグルーヴの心地よさからは、一切の無駄が感じられない。