サブミッション・メディア〈TOWER DOORS〉は、タワーレコードらしい〈新しい音楽との出会い〉を提供することを目指して、YouTubeチャンネルでリスナーのみなさまに日々さまざまな楽曲をお届けしております。チャンネル登録をしていただければ、〈扉〉を開くように新しい音楽と出会えますので、ぜひご登録を!
TOWER DOORSを説明するときに、いつも〈サブミッション・メディア〉という言葉を使用していますが、疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。今回はサブミッション・メディアについて、改めてご説明します。
優れたアーティストたちの楽曲は増え続けていますが、音楽業界が変化していくなかで、埋もれてしまうものも少なくありません。そこでアーティストたちは、自身の音楽性と親和性のあるメディアに対して、みずから楽曲を提案(サブミット)する文化が生まれました。そうしたサブミットの受け手として出てきたのが、〈サブミッション・メディア〉という存在です。
もちろんTOWER DOORSも日々、アーティストからのサブミットを受け付けていますので、ぜひ楽曲を下記のメールアドレスにお送りください。
送付先アドレス: towerdoors-submit@tower.co.jp
件名:〈サブミット:アーティスト名〉
本文:楽曲データのリンクや楽曲情報など
さて、TOWER DOORSが紹介した楽曲をプレイバックしているこのブログ。okkaaa、The Bad Ten Hours、Ucca-Laughを掲載した前回に続き、今回は7月1日から5日までの1週間にお届けした、3組のアーティストと楽曲をご紹介します。
Nenashi “Lost in Translation”
シンガー/ラッパー/プロデューサー/トラックメイカーと、マルチ・アーティストであるNenashi。名前の通り、さまざまな国や地域を転々と旅する〈根無し〉草的な存在で、世界の文化、宗教、価値観からインスピレーションを得ています。
そんな彼は、3月27日にorigami PRODUCTIONSよりデビュー・シングル“Lost in Translation”をリリースしました。フランク・オーシャン以降のミニマルなエレクトロR&Bサウンドを想起させつつ、ジャズなども取り込んだトラックに、美しく儚げなファルセット・ヴォイスが響き渡る楽曲に仕上がっています。
New Oil Deals “blue mint”
New Oil Dealsは2016年に福岡で結成されたヒップホップ・バンドです。メンバーは〈典型的な最近の若い奴らの生態をぎゅっと凝縮した5人組好青年ナード〉とのこと。福岡のクリエイティヴ・スタジオ〈BOAT〉を拠点にスタートしたレーベル、AROWANA RECORDSから2018年11月に『blue E.P.』をリリースしました。
”blue mint”は、そのEPの収録曲。バンドにとって初めての、メンバー全員によるマイク・リレーを披露した楽曲となっています。ポップで華やかなシンセ・サウンドとミドルテンポに乗せて、緩やかなラップが繰り広げられ、エモーショナルな一曲。
Salley “emerge”
Salleyは、ヴォーカル・作詞担当のうららと、ギター・作曲・アレンジメント担当の上口浩平によって2012年に結成されたポップ・デュオ。2019年3月に初のデジタルEP『Sunrise and Sunset』をリリースしました。
“emerge”は、そのEPのラストを飾る楽曲です。切なげなシンセ・サウンドの上に、憂いを纏いながらも凛とした美声が響く、美しいポップソングです。
TOWER DOORSがローンチしてから、7月で3か月が経過しました。TOWER DOORSで新しい音楽との出会いはありましたでしょうか?
これからも私たちは、音楽ファンのみなさまにさまざまな形で音楽をお届けしていきます。ぜひともここから新たな〈扉〉を開いてみてください。