こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。
TOWER DOORSが注目する新人アーティストの魅力にメール・インタビューから迫る企画〈6つの質問〉。いままで質問に答えてくれたアーティストの楽曲は下記の再生リストにまとめてあります。
今回の登場人物はエレクトロニック・ミュージック・プロデューサーのhirihiriです。TOWER DOORSはYacaを客演に迎えた彼の楽曲“power!”を紹介しました。
99年生まれ、2018年からDAWで作曲を始め、同時期にhirihiriとして活動を開始。2019年には米ネット・レーベル〈DESKPOP〉よりシングル“pennycandy”を発表、同年にファースト・アルバム『ひらひら ~ hirahira』を自主リリースし、早耳リスナーの間で話題になりました。そして2020年には、ローファイ・ビーツ・チャンネル〈Tokyo LosT Tracks -サクラチル-〉に楽曲を提供。また、Maltine Recordsのコンピレーション・アルバム『???』やオンライン・コミュニティー〈FORM〉による〈All Nighter〉シリーズのVol. 5、6に参加するなど、精力的に活動しています。
hirihiriの音楽的な魅力は、幅広いジャンルを縦横無尽に行き来し、煌びやかでエッジーなトラックを作り上げていることです。たとえば、今回紹介した“power!”はHyperpop × エモ・ラップ的なサウンドですが、〈Tokyo LosT Tracks〉への提供曲“Caves”はゲーム音楽からの影響とヨレたヒップホップ・ビートが特徴的。かと思えば、『ひらひら ~ hirahira』の楽曲はボカロとEDM/ベース・ミュージックの要素が色濃い。ウワモノのシンセサイザーとベースの音が多彩で、彼の持つ音楽的なパレットの豊富さに驚かされるばかりです。
そんなhirihiriですが、器用貧乏に陥らずに、どの曲を聴いても〈hirihiriらしい〉と感じるオリジナリティーが備わっているのもすごいところです。ウ山あまねやphritzといった同世代のアーティストと並んで、いま注目すべきアーティストの一人だと思います。
それでは、hirihiriのバックグラウンドに〈6つの質問〉から迫っていきましょう。