こんにちは、TOWER DOORSスタッフです。
TOWER DOORSが注目する新人アーティストの魅力にメール・インタビューから迫る企画〈6つの質問〉。いままで質問に答えてくれたアーティストの楽曲は下記の再生リストにまとめてあります。
今回の登場してもらうのは本常詩音です。TOWER DOORSは彼のデビュー・シングル“極光の街”を紹介しています。
東京を拠点に活動する宅録音楽家、本常詩音。2020年からSoundCloudやYouTubeでカヴァーを投稿しはじめた彼は、2021年3月にファースト・シングル“極光の街”を発表。その圧倒的なクォリティーの高さとポップネス、多重録音による綿密なアレンジで早耳リスナーを魅了しました。その後、5月には早くもセカンド・シングル”オーバーレイヤー”をリリース。噂は瞬く間に広まり、7月にはテレビ朝日の番組「musicるTV」で取り上げられたばかり。
そんな話題沸騰中の本常詩音の魅力は、緻密に練り上げられたソングライティングとサウンド・プロダクションです。彼は、ジャズやソウル、ファンクなどをベースにしながら、煌びやかなエレクトロ・ポップの要素やJ-Pop風のメロディーを組み込んでおり、鮮やかなサウンドを奏でています。彼の音楽はとても親しみやすいメロディーを持っていますが、いくつもの複雑なレイヤーに分かれており、多種多様な音を重ねる繊細な構築力には驚かされます。〈ポスト米津玄師〉と呼びたくなる作家性を感じますし、今を時めく長谷川白紙や、TOWER DOORSが紹介してきた浦上想起、松木美定、碧海祐人といった新世代の多重録音作家たちに匹敵する、才気あふれるアーティストだと感じました。
それでは、まだ謎に包まれる本常詩音の素顔に〈6つの質問〉から迫っていきます。