TOWER DOORSスタッフがアーティストを選出して猛プッシュする企画〈TOWER DOORS POWER PUSH!!!!〉。現在〈POWER PUSH〉中のバンド、ジオラマラジオのファーストEP『img』リリース・パーティーが10月19日に開催されました。
当日はTOWER DOORSのInstagramストーリーをジオラマラジオがジャックする企画〈TAKE OVER〉も実施。リハーサルや舞台裏の様子、ライヴの状況などをお届けしました。その模様はTOWER DOORSのInstagramのトップページにアーカイヴとして残していますので、ぜひチェックを! 音源やライヴだけではうかがい知れない彼らの素の魅力に触れることができると思います。
それでは10月の第3週に紹介した4組のアーティストの楽曲をプレイバックしていきましょう。
流線Kグルーヴ “SLLY“
流線Kグルーヴは、2016年から西東京エリア~東京23区内をメインに活動する生音ヒップホップ・バンド。さまざまなメンバーの変遷を経て、現在はMC、ドラマー、キーボーディスト、ベーシスト、ギタリスト兼サンプラー奏者、ヴォーカリストの6人編成でライヴを行っています。今年4月には新作EP『Shape』をリリースしました。
“SLLY”は、9月にリリースされた最新シングル。メロウでダーク、ジャジーでファンキーな演奏に乗る、MCのHYDROによる滑らかなフローがたまりません。またヴォーカリスト、HITAの優艶な美声が、終盤にかけて次第にソウルフルになっていくエモーショナルな展開にも注目です。
gato “miss u”
2017年から都内を中心に活動する5人組エレクトロ・バンド、gato 。世界の音楽トレンドを取り入れ、彼らなりに昇華したエッジの効いたバンド・サウンドは、国内のインディー・シーンでは稀有なものです。10月23日にはセカンドEP『miss u / C U L8er』をリリースします。
そのEPから、先行シングル”miss u”を紹介。Mura Masaを想起させる、ダンサブルで鮮やかに煌めくサウンドが特徴的です。ミニマルな美を追求した一曲と言えるでしょう。
gatoにはメール・インタヴュー企画〈6つの質問〉にも答えてもらっていますので、併せてチェックしてみてください。
TENDRE “SKIN“
河原太朗が2017年に始動したソロ・プロジェクト、TENDRE。ベーシストでシンガーの彼は、プロデューサーとしても活躍し、さらにキーボードやサックスなども自在に演奏するマルチ・プレイヤーです。今年10月には新作『IN SIGHT - EP』を発表。シーンで独特の存在感を放っています。
“SKIN”は、2018年にリリースしたファースト・アルバム『NOT IN ALMIGHTY』に収録。グルーヴィーなサビではサックスがアクセントとなっており、とても心地良い曲に仕上がっています。FKJやTom Mischの音楽との共振を感じさせる、ジャジーでポップな一曲です。
VC Pines “Bones“
VC Pinesは、ロンドン出身のJack Mercerによるプロジェクト。TOWER DOORSでは、2回目の登場となります。前回はデビューEP『Indigo』から“Indigo”を紹介。インディー・ロックとR&B、ジャズを折衷した独特のサウンドが魅力的な楽曲でした。
今回提供してもらったのは、リリースを控える新作EPから発表されたニュー・シングル“Bones”。ソウルフルに歌い上げるJack の歌声は鳥肌モノで、心の奥底まで沁みるような深みがあります。また、トランペットやトロンボーンの管楽器の響きが楽曲全体の厚みを増し、より一層エモーショナルです。ceroやNulbarichなどが好きなリスナーにもおすすめの一曲です。
来週のブログでもさまざまな楽曲を紹介していきますので、更新をお楽しみにお待ちください。