手塚プロダクションの公式作家によるジャケットも目を引く3作目は、〈幼少期から青年期にかけての子どもの成長と青春〉がテーマ。「NHKみんなのうた」に起用された早口言葉ソングや、バグルスの名曲に対するオマージュなど、玉置周啓のユーモラスな歌詞がこれまで以上の冴えを見せ、ストレンジなサイケ・ポップを基軸に、曲のテーマに合わせた多彩なアレンジの手腕も光る。バンドの持つ作家的なセンスが開花した好盤。