〈ああ僕は君にゾッコンだ!〉というフレーズが連呼される“ゾッコン”など直球のラヴソングを複数収めた4作目。寓話めいた歌詞が後退し、フロントマン・玉置周啓のロマンティストぶりが言葉の端々から滲み出ている。サウンド面では、アルペジオを効果的に使用しつつも、時折歪んだ音色で圧倒する加藤成順のギターが進境著しい。玉置の繊細なヴォーカルと加藤のギターがこれまで以上に自然に融和している。