TOWER DOORSが注目する新人アーティストにメール・インタヴューし、その魅力に迫る企画〈6つの質問〉。これまで〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲を再生リストにまとめています。記事と併せてぜひご覧ください。
今回登場してもらうのは、”Lost In Translation”を提供してもらったミステリアスなシンガーソング・ライターのNenashiです。
突如音楽シーンに現れ、人種も国籍も不明という、謎に包まれたマルチ・アーティストのNenashi。アーティスト名は日本語の〈根無し〉から取られているそうです。名前の通り、アメリカやカナダ、ブラジル、バハマ、アルゼンチン、韓国、香港、日本、タイ、カザフスタン、フランス、イギリス、ドイツ、 スイス……とさまざまな国に滞在し、世界中の文化・宗教・価値観から影響を受けて音楽を制作しているのだとか。
デビュー・シングルとなる“Lost In Translation”はアメリカや日本、メキシコ、台湾など各国のプレイリストでも取り上げられ、リスナーからの反響も大きかった一曲。Frank Ocean以降のミニマルなR&Bやジャズを取り込んだトラック、そして美しく儚げなファルセット・ヴォイスが彼の音楽の特徴です。
そんな謎だらけのNenashiに、origami PRODUCTIONSのスタッフを通して〈6つの質問〉を投げかけました。
1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。
“Started playing with the school band. Started singing as a teenager.”
「学校のブラスバンドにて演奏を始めました。歌に関しては高校生になってから始めています」
2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?
“Prince, Neptunes, Dwele. Lot of R&B Soul Hip Hop tunes from the 80's, 90's, 2000's. Some Jazz, Electronic stuff. Gil Scott-Heron, Maya Angelou, Osamu Dazai influences in terms of lyrics.”
「Prince、Neptunes、Dweleなどの80、90、2000年代のR&B/Soul/Hip Hopを中心に影響を受けていて、JazzやElectronic系からも。歌詞はGil Scott Heron、Maya Angelou、太宰治などから影響を受けてます」
3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?
“Lost in Translation”
“Actual feeling of something lost in a relationship. Whether it be language barrier, cultural differences, or just simple misunderstanding.”
「すれ違いから生まれた曲。その理由は、もしかしたら言葉の解釈の違いだったり、育ってきた環境だったり、単純な勘違いだったり」
4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?
「Bigyuki、Freelance (Band)、origami PRODUCTIONSのアーティスト」
5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?
“Camila Meza, Kiefer, Resavoir, Seba Kaapstad, King Klave, Rejoicer”
6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。
“I Would like to collaborate with musicians all around the world.”
「世界のアーティスト、ミュージシャンとコラボしていきたいです」
非常にミステリアスなNenashi。彼の動く姿を唯一観られるのが、Spincoaster Music Barでのセッション映像〈TOKYO SOUNDS〉です。暗闇の中で響きわたる、透明感あふれる歌声が神秘的で、とても魅力的。貴重な映像なので、ぜひチェックしてみてください。
RELEASE INFORMATION
Nenashi 2nd single “Satellite Lovers”
https://nenashi.lnk.to/s-lovers
Nenashi 1st single “Lost in Translation”
https://nenashi.lnk.to/L-i-T