インタビュー

星歴13夜『Hugdeamy Horoscope』 初のアルバムで確立した〈夜のくに〉の音世界を語る

星歴13夜『Hugdeamy Horoscope』 初のアルバムで確立した〈夜のくに〉の音世界を語る

煌めく星空から舞い降りてきた〈夜のくにのアイドル〉が初のアルバムを完成! キュートなダンス・トラックを従えたこの5人ならではの世界観とは……?

 夢のはじまりは去年のクリスマス。〈あまおと座〉の園ほまれ、〈さみしい夜にささやき座〉の色とわ、〈未明わるいこ座〉の寝こもち、〈ほっとみるく座〉の浮あかね、〈おねしょ座〉の天まうる──個性的な煌めきを放つ5人の女の子から成る星歴13夜が、配信曲“せかいせんごと”を携えて〈ちきゅうぼし〉に舞い降りてきた。実際のところ12月15日に開催されたレーベルのショウケースで初お披露目されていたのだが……そこはロマンティックに〈はじまりはクリスマス〉と言っておこう。ともあれ、ぜんぶ君のせいだ。、ゆくえしれずつれづれといったカッティングエッジなグループを擁するコドモメンタルINC.にあって、星歴13夜はいわゆる正統派。パジャマ風の衣装に身を包んだ〈夜のくにのアイドル〉として、ハイエナジーなサウンドに乗り、ひと味もふた味も違う魅力によって夢心地な世界観を展開してきた。そんな彼女たちが、ついにファースト・アルバム『Hugdreamy Horoscope』をリリース! これまでのシングル群に加え、タワレコなどで無料配布されたミックスCD『STARRYPOP』で聴けた楽曲、そしてもちろん新曲も盛り込まれた一枚となっている。

星歴13夜 Hugdreamy Horoscope コドモメンタルINC.(2019)

 

グループの世界観

──デビューから一年足らずで初のアルバム。去年のクリスマスには、ここまで充実した活動は想像できていましたか。

園ほまれ「“せかいせんごと”とか“おやすみ未来と恋乙女”とか、初めのほうに出していた曲は〈イェーッ!〉みたいな曲が多かったんですけど、最近は可愛い曲も増えてきて。この一年で、カッコイイのとカワイイのと両方を表現できるグループになってきました。アルバムのなかでいちばん新しい曲“Vanilla Drops”のMVもめちゃくちゃカワイイんですよ。ロリータ着て、甘いお菓子とかふわっふわの雲に囲まれて撮影したんですけど、歌詞を聴くとですね、カワイイだけでもないんです」

浮あかね「そう、ふわふわカワイイ世界観なのに、みんなあまり笑ってないし。星歴13夜の歌詞は意味が全部深いから、カワイイ曲にもカッコイイ曲にもなる。曲調に左右されていない歌詞が星歴13夜って感じがするなってこの曲でも思いました」

色とわ「あかねがすごくイイことを言ったから鳥肌立っちゃった(笑)」

寝こもち「“Vanilla Drops”は、歌っていても気持ちいい曲ですね。2番のAメロはこもちが全部歌わせてもらってるんですけど、込み上げてくる歌なので、ライヴ中もお客さんを見て歌うというよりかは、何もないところを見ながら自分なりに感情を込めて歌えてるのがすごく気持ちいいです」

とわ「歌ってるこもちを傍で見ているだけでも気持ちいい。〈あっ、いま入ってるな〉って」

天まうる「今回“horoscoplot”というインストゥルメンタルが入っているんですけど、2分にも満たない曲ではあるのに、完全に星歴13夜っていうグループの世界観を表している曲だなって思うんです。カワイイっていうだけじゃなくて、胸が苦しくなるというか……」

あかね「あかねは、“horoscoplot”を聴きながら眠れるんですけど、その次の“愛し泡沫ト”でパッと起こされる(笑)」。

とわ「あかねはすぐ寝られる人なんですよ。どこでも寝られる(笑)」

あかね「星歴13夜の曲は、音を小さめにして聴くと癒しにもなるよね」

こもち「たしかに、小さくしたら癒されて眠れるかも。やっぱり〈夜のくにのアイドル〉というだけあります!」

まうる「私、ギターがギュィーン!ゴォォォー!っていうのがあまり得意ではないので、その点、星歴13夜の音楽は永遠に聴けちゃいますね。星歴13夜で良かったなってすごく思います」

 

星歴13夜なりの品性

──アルバムにはすでにお馴染みの曲も入っていますが、こうやってひとつの塊になると、また新しい楽しみ方ができるというか、星歴13夜の持ち味がより際立ちますね。

とわ「始まった頃は、星歴13夜っていうものの捉え方がいまよりふわっとしたものだったんですけど、いろんな曲ができて、アルバムっていう一個の形になって、ようやく黄金比率というか、バランスの取れた感じになりましたね。なので、アルバムは全曲を通して一個の作品として聴いてほしいなってすごく思います」

こもち「アルバム最後の“NyxNocturne”はライヴでも最後にやることが多い曲なんです。お客さんと顔を見合わせられる最後の時間だから、やっぱり寂しいイメージがあったんですけど、アルバムの中だと〈この次も楽しみ、じゃあまたね!〉っていう爽やかな気持ちで聴けるんです。だから、アルバムが出てからライヴで歌うと、また違う気持ちになれるのかなって思いました」

とわ「星歴13夜なりの品性が歌詞に一貫してるなって、アルバムを聴いて改めて思います」

こもち「星歴13夜の曲は、やたらに〈応援してるよ!〉とか〈元気を出して!〉って盛り立てる感じじゃなくて、やさしく寄り添ってあげてる感じがするよね。そしてさらにハグ!」

とわ「そのなかで夢を見させてあげるようなアルバムになったかな」

──では、新年1月25日に品川インターシティホールで開催する〈星歴13夜 単独公演~Starmare Memory~〉への意気込みもひとつ!

まうる「初めてのホールで、いままででいちばんキャパの大きい場所で、いろんな意味で挑戦なんですけど、ホールならではの演出も考えているので、それがめちゃくちゃ楽しみですね」。

ほまれ「この前のツアーのときは、お客さんと一体になって楽しめるようにっていうことをがんばってきたんですけど、今度は指定席なので、その意味が見い出せる魅せ方ができるようにがんばっていこうと思ってます」

あかね「ペンライトとタオルはいっぱい振ってほしいなあ」

とわ「一年間やってきた集大成でもあるし、また新しい自己紹介というか、いまの星歴13夜をわかってもらうための意味ある一日になったらいいなって思います」

こもち「この一年があったからこそできるライヴにしたいし、このワンマンで〈これから〉を切り拓いていきたいですね。なんか、すごく自信はあるんです!」

 

2019年にリリースされた星歴13夜のシングル。

関連アーティスト
TOWER DOORS