コドモメンタルINC.からまた新たな星が輝く!!!!!
ぜんぶ君のせいだ。、ゆくえしれずつれづれ、幽世テロルArchitectと、個性的かつユーモアとウィットに富んだグループを送り出してきたレーベル/プロダクション、コドモメンタルINC.から、また新たな〈星〉が生まれた。その名も、星歴13夜(せいれきじゅうさんや)。昨年秋におこなわれたオーディションによって選ばれた彼女たちだが、そのヴィジュアルは、カッティングエッジな印象もところどころで与えてきた先輩グループたちとくらべて、いわゆるアイドルらしいラヴリーさが際立っている。
浮あかね「やわらかいです(ニッコリ)。衣装のコンセプトもパジャマですし」
グループ名にある〈13夜〉は、十五夜の次に巡ってくる名月に由来するのか、と思いきや……。
色とわ「12星座だったり、1ダースが12個だったり、〈12〉ってわりと区切りの良い数だったりしますけど、そこにひとつ足すことによって、普通じゃないというか。〈13〉って不吉な数字でもあり、神聖な数字でもあるので、私たちのファンタジーさを表す概念としての〈13夜〉なんです」
そんなところに〈コドモメンタルINC.発〉らしいひと筋縄ではいかないニュアンスを感じさせる星歴13夜は、昨年12月15日に開催されたレーベルのショウケース・イヴェントで初お披露目されたばかりだが、クリスマスに配信リリースされた1曲“せかいせんごと”を挿んで、さっそくファースト・シングル“おやすみ未来と恋乙女”をリリース。表題曲は、レイト90sのユーロビートをモチーフにしたサウンドと和テイストのメロディーが融合したダンス・ポップで、カップリングはテクノ・ポップ・フィーリングの“嘘はよるに溶けて”。
とわ「お客さんもいっしょになって踊れるような、一体感が生まれやすい曲で」
あかね「実際に、お客さんもサイリウムとか持ってノリノリで踊ってくれます」
園ほまれ「でも歌詞はせつなくって、胸がキュンとなる感じなんですよ」
天まうる「“おやすみ未来と恋乙女”の登場人物は、世間とのギャップを感じてるような女の子なんですけど、私も結構共感できるところが多くて」
寝こもち「歌っていて、すっと感情移入できる曲です。“嘘はよるに溶けて”も、曲をいただいたときにメンバー全員が〈これイイ!〉って。振付は、歌詞に沿った動きをいろいろ試しながらみんなで考えてます」
ライヴ映えする賑やかもさることながら、歌モノとしての機能もしっかりと湛えた星歴13夜の楽曲。サウンドのディテールも、単に90年代的な音をリヴァイヴァルしたというよりは、恋の成就を夜空の星に願う、どこか古風なセンスのヒロイン像とマッチさせた、もしくは〈目と目で通じ合う〉機会が少なくなったSNS時代への警笛として前時代へのオマージュ、という意味にも受け取れる。5星群──あまおと座、未明わるいこ座、ほっとみるく座、おねしょ座、さみしい夜にささやき座、といったように、メンバーそれぞれにキャラクターを示す星座の名が託されていたりするロマンティックな発想も、ある意味古風であるからして。
とわ「星って、絶対変わらずにそこにあり続けるものじゃないですか。それに、星を見て嫌な気持ちになる人はいないだろうし、変わらずに素敵なもの、いつも夜空に瞬いていて。そういう奥ゆかしさみたいなものが星歴13夜のキャラクター・テーマにもなってるんじゃないかなって思います」
リリースに合わせて全国各地を巡るインストア・イヴェントを経て、3月31日には初のワンマン公演を渋谷・チェルシーホテルで開催。さらなる新曲もレコーディング中ということで、日に日に輝きを増している〈5星群〉に出会えるのがいまから楽しみでならない!
ほまれ「みんなとはまだ会って2か月ぐらいしか経ってないんですけど、もう、何年も前から知り合いだったんじゃないかってぐらい仲が深まっていて、すごくイイ感じでグループが進んでます。リーダーとしては何の不安もないです!」
コドモメンタルINC.の2018年の作品を一部紹介。