CY8ERがいよいよメジャー・デビュー!

 一昨年の〈ZOKKON OF THE YEAR〉にて紹介したアルバム『ハローニュージェネレーション』(2018年)以降、楽曲リリースよりも着実なライヴやツアーを中心に活動を進め、2019年は東京ドームシティホールでのワンマンなどを通じて存在感を大きくしてきたCY8ER。かねてからのセルフ・プロデュース作法を貫きながら、併せて2月に“デッドボーイ、デッドガール”、3月に“タイムトリップ”、4月に『サマー/さよならフラッシュバック』と3か月連続でシングルを発表するなどマイペースに進んできましたが、10月にはついにメジャー契約を発表。年が明けて堂々のメジャー・デビュー作となる2年ぶりのアルバム『東京』をリリースしました。

CY8ER 東京 ビクター(2020)

 今回は〈2020年の東京系ネオKawaii〉をコンセプトに、東京のカルチャーを発信する渋谷、秋葉原、原宿を網羅した作品とのこと。長年のブレーンであるYunomiはもちろん、絡みの多いKOTONOHOUSE、さらにはMasayoshi Iimori、Pa's Lam System、MOE SHOP、Tomggg、Neko Hacker、そして中田ヤスタカという、作品コンセプトに沿った気鋭のクリエイター陣が集結。東京マナーの先鋭的なトラックに乗って彼女たちの美意識が開花しています。2020年はさらに飛躍しそうなだけに、まずは今作をチェックしておきたいですね。