COLUMN

【特集:ZOKKON OF THE YEAR 17to18】CY8ERがついに完成したカラフルな初アルバム『ハローニュージェネレーション』

【特集:ZOKKON OF THE YEAR 17to18】CY8ERがついに完成したカラフルな初アルバム『ハローニュージェネレーション』

サイバーでカラフルな6人がついにアルバムを完成!

 昨年9月の東京・LIQUIDROOM公演でお披露目され、年末にMVが公開された“ハローニュージェネレーション”を聴いて思わず声が出てしまいました。クラップを軸にしたしなやかなアレンジと少し翳りのあるシリアスな展開、いままでの彼女たちがあまり見せてこなかった新しい表情が魅力的に発揮されていたのでした。

 結成から2か月で東京・WWWXをソールドアウトさせ、先述のLIQUIDROOMにおける完売公演を経て、今年1月からは全国ツアーを開始……と、いまや非常に順調に推移しているCY8ER。もともとBiSやアキシブprojectにて山あり谷ありの激しい活動をしてきた苺りなはむが、相棒のにかもきゅ(nicamoq)と2015年から結成していたBPM15Qを前身に、2016年の12月に改名してスタートを切ったグループです。改名に前後してにかもきゅの活動辞退はあったものの、そこで新メンバーとして加入した小犬丸ぽち(POCHIとしてDJ活動も)をリーダーに据え、2017年1月には元DEEP GIRLのましろが加入。苺りなはむ自身が代表を務めるレーベルから“リミックスタート”“手と手”とシングルを立て続けにリリースし、5月には病夢やみい、なぁたんコロ虫、藤城アンナ(元BELLRING少女ハート他)を加わった6人組にパワーアップして3枚目のシングル“かくしぇーむ”をリリース。いわゆる〈ゆめかわいい〉〈やみかわいい〉などを包括した?メルヘンチックでファッショナブルなヴィジュアルの良さも相まって、同性のファンや海外の〈Kawaii〉愛好家からの注目も高めながら活動している期待のグループというわけです。

 で、そんなCY8ERの音楽的な人気の理由といえば、彼女たちの適度に脱力したキュートな歌声と、全曲のサウンド・プロデュースを手掛けたYunomiの手腕に依るところが大きいでしょう。和のテイストを採り入れたフューチャー・ベース~バブルガム・ベースやエレクトロ・ポップを基軸にキャッチーでダンサブルな楽曲を仕立ててくるYunomiは、近年はnicamoqと組んで『ゆのもきゅ』など自身の作品を送り出す傍ら、ハッピーくるくるや天晴れ!原宿などの楽曲も手掛けている新世代のクリエイターです。CY8ERについてもBPM15Q時代からそのタッグは相性抜群。先述の“ハローニュージェネレーション”ももちろんYunomi作なわけですが、このたびそれらの楽曲たちがファースト・アルバム『ハローニュージェネレーション』として集大成されることになりました。

CY8ER  ハローニュージェネレーション イチゴスタイル(2018)

 アルバム収録曲は、すでにお馴染みの“リミックスタート”“手と手”“かくしぇーむ”“恋夏”といったナンバーを筆頭に、BPM15Q時代から歌われてきた人気ナンバー“はくちゅーむ”“カタオモイワズライ”“コクハクワープ”のCY8ERヴァージョン、さらには先述のLIQUIDROOMで新曲として初披露された“グルグルコンテニュー”“エンジンオン!”、そしてもちろん表題曲の“ハローニュージェネレーション”も含めた全10曲。紋切り型のフューチャー・ベースではなく、未来的でありつつどこか懐かしさや親しみやすさが前に出てくるようなサウンド・スタイルは彼女たちのパフォーマンスにもしっくりハマるものであります。

 このアルバムを引っ提げての全国ツアー〈CY8ER NEWGENE TOUR〉はすでに1月上旬から敢行中。ファイナルの詳細は不明ながら5月までかけて全国各地を周り、そのファイナルに関しては何か大きな発表もなされそうな予感がします。ますます目と耳が離せませんね!

関連アーティスト
40周年 プレイリスト
pagetop