ディープ・ヴァリーとフレーミング・リップスが合体するという、胸のあたりがこそばゆくなるようなアルバムが完成。ヤンチャで凶暴なガレージ・ポップという直球から、サイケ風味満点のスペイシー・サウンド、夢想的ムードが充満したフォーキー・チューンまで色とりどりな曲調が揃い、全体に渡ってやりたい放題感が横溢。リンジーとジュリーがやけに可憐に見えてしまう場面が多いこともこの痛快なコラボ作の価値ある点といえよう。