昨年はiriやDaichi Yamamoto、向井太一、B.I.G.JOE、eillらの楽曲を手掛け、今年に入ってからはMahyaとのコラボ曲も最高だった名前通りのグルーヴ野郎が、趣味性の高い創作を通じて己の本質を解放するビート・アルバムのシリーズ第4弾をリリースした。大ネタの寸止めファンク“Da La La”や曲名そのまんまな“Biz Flip”などニヤリとさせるスケッチもあれば、KenT(Soulflex)のサックスをフィーチャーしたメロウな“4 Ever”のような曲っぽい曲(?)もあり、ダビーな“Irie Drum”からブロークンな“Remember”まで日々進行形のビートメイクがディープに追求された全22曲。Kzyboostのトークボックスとレイドバックする“Waitin’ 4”や夏の狂おしさが轟く“Baby”など、暑い季節に重宝しそうなのは言わずもがな。