6枚目のアルバムは〈日常で起こった私的なドラマを詰め込んだ〉作品とのこと。冒頭からESME MORIが00年代マナーのR&B“Season”と疾走感のあるシンセ・ポップ“STARLIGHT”を繰り出し、その振り幅だけで満たされそうになるが、ケンモチヒデフミらしいムーディーなジャージークラブの“Roll”、岩本岳士による人間味に溢れたミッド“染”、エドブラック×Kazuki Isogaiの“Go back”など好曲の目白押し。grooveman Spotのシンセ・ブギー“friends”を経て、終盤のTAARによる穏やかな2曲とAsoとのチルな“private”のフェイドアウトしていく風情も実にいい。芯の太い歌声も流石の心地良さだ。