半年ほどで届いた2枚目のEPのテーマは〈ある日の休日〉。新旧のシティー・ポップを巧みに咀嚼したスムースなバンド・サウンドを奏で、全5曲を通じてコンセプチュアルな物語が綴られている。とりわけ、休日の気怠るい時間をメロウなアンサンブルで表現した“遊泳”が確かなリアリティーを持って身体にスッと染み入る。どことなくシュガーベイブを思わせる、艶のあるヴォーカルと無骨なコーラスワークの織り成す様がまた魅力的。