GANG PARADE分裂からアルバム・デビューを経て本格的に動きはじめた2つのグループ。今回は両組の現状から先日のお披露目ライブの感想まで、それぞれの代表者に語ってもらったぞ!
この春にGANG PARADEから分裂して始動し、8月1日の有料配信ライブ〈WACK FUCKiN'SORRY PARTY〉で初パフォーマンスを披露したばかりのGO TO THE BEDS(以下GTTB)とPARADISES。7月にはそれぞれアルバムを発表していますが、今度はその豪華盤として『GO TO THE BEDS & PARADISES -LUXURY TISSUE BOX-』が登場しました。これは両組のアルバムに加え、Blu-rayやTシャツをティッシュボックスに収納したもの。ベッドにも楽園にも欠かせないのがティッシュボックス……なのかどうかはさておき、舞台裏を追うメイキング映像や各人の〈おうち時間〉動画などを収めたBlu-rayは必見の内容になっています。今回はそのリリースを記念してユイ・ガ・ドクソン(GTTB)とキラ・メイ(PARADISES)に話を訊きました。

GANG PARADEのことは……
――Blu-rayに入る映像のテーマのひとつが、メイさんの加入でもあるので、まずは最初の出会いから教えてください。
ユイ・ガ・ドクソン「初めて会ったのはメイちゃんの初舞台だったWACKツアーの女川です。2月の〈ONAGAWACK〉」
――WAggでお披露目だった日ですね。
キラ・メイ「でも、ほとんどお話しはしてなかったです。ツアーのどこかで、WAggの愛ちゃんがドクソンさんに相談してる時に横にいたぐらいで」
ドク「ああ、大阪かな?」
メイ「なので、ちゃんとお話しして関わったのは、3月のオーディション合宿ですね」
――そもそもWAggに入る時点でGANG PARADEをどう認識してましたか?
メイ「私はそんなにWACKに詳しくなかったんですよ。なので、最初はグループのことも全然知らなくて、WAggのオーディションを受ける時に調べてみたら、最初に見たのが白塗りのアイコンで」
ドク「第一印象が白塗り(笑)」
メイ「とんでもない奇抜なことをやるグループなんじゃないかと思って混乱して(笑)。衝撃を受けました」
――WAggになってからは?
メイ「WAggはライヴでいろんな先輩グループの曲をやるんですけど、なかでもGANG PARADEの曲は凄いジャンプしたり、フォーメーションも動きが多くて、体力的にも特にしんどくて。全曲がこれだと思うと、それをずっと同じテンションでぶつけ続ける凄さを感じました」
――ドクソンさんの印象はありましたか?
メイ「どちょぱ(ドクソンのソロ活動時の愛称)とかもあって変な人なのかなって思ってたんですけど、ただ変なだけじゃなくて、凄いいろんなことを考えてるし、アドヴァイスもいっぱいいただいて。で、おもしろいことに貪欲というか(笑)、あそこまで振り切れないんですけど、これぐらいおもしろくなりたい目標の人ですね(笑)」
ドク「でも、メイちゃんもちょっと変な子なのは感じていて、しっかりしてますけど、PARADISESでは異端な存在だと思ってるんですよ。そのスペシャルな感じは最初に見た時ぐらいから思ってました。直感で」
――実際に合宿で接してみてどうでした?
ドク「最後のほうにメイちゃんと一緒の組で“primal.”を披露する時があって、自分も追い詰められてて、みんな切羽詰まってたなかで、メイちゃんは唯一〈こうしたらいいと思います〉とか提案をしてくれたんですよ」
メイ「先輩方と一緒でも怯んじゃダメだなって思ってて、歴は浅くても私もWAggとして参加していることには変わりないので、そこはずっと意識してました」
ドク「それがいちばん嬉しかったかもしれない。やろうとする意志がいちばん見えてたから、もし誰か昇格するならメイちゃんじゃないかって思ってました」
メイ「合宿中は練習とか以外ではあまり話してなかったんですけど、最終日にみんなでお風呂に入って」
ドク「うん。あのお風呂で距離が近付いた感じはあるな」
メイ「ドクソンさんが〈キラ・メイの裸はエヴァンゲリオン〉ってニコ生で話したので、ファンの方々にコラ画像を作られました(笑)」
ドク「でも、ホントにエヴァでしたよ(笑)」
それぞれの聴き流せない魅力
――今回のメイキング映像では5月に脱退したカミヤサキさんも登場されますね。
ドク「メイちゃんに教えるやつですね。10人で練習してるのはまだサキちゃんが在籍してる4月頃の映像です。もう懐かしい」
――全員で“ブランニューパレード”を練習されてる場面があって。
ドク「そうですね。全曲やったんですよ。交代制でメイちゃんにギャンパレの振りを教えるっていう振り入れ期間があったんです。メイちゃんはGTTBに教わる時の練習で、いちばん緊張してたんじゃないかなって。みんな変な圧出すし(笑)」
メイ「いまはリラックスしてGの皆さんとも喋れますけど、その時はもう緊張でした」
――サキさんともほぼ接したことはなく?
メイ「そうですね。サキさんとしっかりお話ししたのは、映像にも入ってるレコーディングの時が最初で最後ぐらいです。いっぱいアドヴァイスを貰いました」
――そのようにメイキング映像ではいろいろ観られますけど、メイさんは初のレコーディングにあたって、GTTBのレコーディングも見学されてたんですよね。
メイ「はい。率直に5人ともやっぱり凄いなって感じました。全員もともとの歌唱力が高いし、同じ曲を歌ってるはずなのに全員違って聴こえて、一人一人の個性も凄いんだなって思いましたし、〈ここをこうして〉って言われた時の対応力とか柔軟性を間近に見て、先輩の凄さをいちばんそこで感じましたかね。その後で自分もレコーディングしてみて、全然うまくできなくて、より5人の凄さがわかったというか(笑)」
――そうやって出来た『PARADISES』を聴いてみていかがですか?
ドク「1曲ずつ聴くとPARADISESの元気さっていうか、一曲一曲のポップさを感じるんですけど、一枚を聴き込むとやっぱりポップなだけじゃないWACKらしさっていうか、例えばメイちゃんがいきなり入ってくるおもしろさとか、良い意味で聴き流せない魅力を感じました。WACKでは異色って言われてますけど、パッと見の可愛さだけじゃないおもしろさを知ってほしいです」
――そうですね。メイさんは『GO TO THE BEDS』はいかがでしたか。
メイ「“行かなくちゃ?”が好きです。音楽番組で観たり、聴く機会が多かったっていうのもあるんですけど、GTTBって音源より生歌のほうがよりカッコ良く聴こえるなって。あと、“I don't say sentiment”でドクソンさんの〈褒められ上手〉のところもライブで聴いてより感じたんですけど、めっちゃカッコイイんですよ。歌い方とか声の個性とかがより出るので、ライブで聴いた曲が好きになっちゃいます」

スタートを切ることができた
――実際に先日それぞれのお披露目があったわけですけれども、まず久々にパフォーマンスした感想はどうでしたか?
ドク「最高でした。やっぱライブだなって。やる楽しさと観る楽しさが前は自分の中でそこまで一緒になってなかったんですけど、ライブは自分の生きる希望にもなってるんだなって改めて思いました。いろいろ気持ちはあったんですけど」
――ココ・パ−ティン・ココさんが急遽お休みで4人での出演になりましたからね。
ドク「そうなんです。そこは観てくださった方々には申し訳なくて。だから、ライブを観てる間はそれを忘れちゃうぐらい楽しんでもらおうと思いながらやってました」
――一方、メイさんはWAggから数えても〈何回目のライブ?〉って感じですもんね。
メイ「ホントに両手で収まるぐらいの数なので……めちゃくちゃ緊張してました。経験もないうえに、3月以来のライブだったので」
ドク「めっちゃ緊張してたんですよ、リハーサルの時は小っちゃい芽キャベツみたいな顔になっちゃってました」
――パシフィコ横浜の大きい舞台ですし。
メイ「はい。感覚も全然違って。でも緊張してたわりには楽しめました。意識的にメンバーと目を合わせてやってたから、それで安心したのもあって。PARADISESはキラキラ感を出していきたいけど、顔がガチガチだとそう見えないじゃないですか? だから楽しくやれたのは良かったです。初のステージで反省もたくさんあるんですけど、それでもライブを観てもらえたのがいちばんで、改善点は改善点として、スタートを切ることができた安心感というか、ここからはもう成長を見てもらうだけです」
――改善点とはどういうところですか?
メイ「自分に関しては、まだ動きながら声を出すのに身体が慣れてないっていうか、声が出せてなかったり、ふとした時に顔が死んでたり(笑)。慣れてなくて気の抜ける瞬間がたまにあるので、そこは改善していかなきゃなって思います(笑)。4人としては、メンバーの誰かが〈楽しさを伝えるのって難しい〉って言ってて。確かにこっちがいくら楽しくても、それがお客さんに伝わって楽しくなってもらわないと楽しさが伝染していかないので、そこは課題かなって思います」
――PARADISESの初ステージはドクソンさんも観ました?
ドク「本番は画面越しで観てました。ちゃんと観たのは、〈GTTBのみんなに観てほしい〉ってPARADISESから連絡くれて、練習でセットリスト通りにやったのを観た時で、その時に感じたことはそれぞれ伝えました。4人が模索してることもあったと思うけど、本番ではもう弾けてましたね。あと、メイちゃんが〈ここで変な顔しな〉って言ったところで変顔してて嬉しかったです(笑)」
メイ「しました(笑)。“GOOD NIGHT”で3人がナルハワールドを囲んで回るところがあるんですけど、最初は真顔か笑顔でやってたのを、その観てもらった時にアドヴァイスをいただいて変顔にしたんですよ。その後のTwitterの反応とか見ると、意外と見えてたみたいで好評でした(笑)」
――逆にGTTBのライブはどうでしたか?
メイ「やっぱり生で音の圧を感じると迫力が増すし、急遽5人から4人になってフォーメーションも歌割も変えたと思うんですけど、どこがどう変わったかをまったく感じさせないパフォーマンスで、各々がしっかり作り上げてきてて凄いなって思いました」
ドク「天才子役みたいなコメント(笑)。褒められたことは素直にありがとうございます。でも、まだ完全なものをお観せできてないのもあるし、うちらはここからひとつでも逃したら終わりなので、次のライブが毎回いちばん大事だと思ってますね」
なお、取材時には未確定だった両グループ待望の初ワンマンも、9月6日に横浜・関内ホールでそれぞれ開催が決定! ここからの躍進に期待しましょう!