GANG PARADE分裂からアルバム・デビューを経て本格的に動きはじめた2つのグループ。今回は両組の現状から先日のお披露目ライブの感想まで、それぞれの代表者に語ってもらったぞ!

 この春にGANG PARADEから分裂して始動し、8月1日の有料配信ライブ〈WACK FUCKiN'SORRY PARTY〉で初パフォーマンスを披露したばかりのGO TO THE BEDS(以下GTTB)とPARADISES。7月にはそれぞれアルバムを発表していますが、今度はその豪華盤として『GO TO THE BEDS & PARADISES -LUXURY TISSUE BOX-』が登場しました。これは両組のアルバムに加え、Blu-rayやTシャツをティッシュボックスに収納したもの。ベッドにも楽園にも欠かせないのがティッシュボックス……なのかどうかはさておき、舞台裏を追うメイキング映像や各人の〈おうち時間〉動画などを収めたBlu-rayは必見の内容になっています。今回はそのリリースを記念してユイ・ガ・ドクソン(GTTB)とキラ・メイ(PARADISES)に話を訊きました。

GO TO THE BEDS,PARADISES 『GO TO THE BEDS & PARADISES -LUXURY TISSUE BOX-』 FUELED BY MENTAIKO/ワーナー(2020)

 

GANG PARADEのことは……

――Blu-rayに入る映像のテーマのひとつが、メイさんの加入でもあるので、まずは最初の出会いから教えてください。

ユイ・ガ・ドクソン「初めて会ったのはメイちゃんの初舞台だったWACKツアーの女川です。2月の〈ONAGAWACK〉」

――WAggでお披露目だった日ですね。

キラ・メイ「でも、ほとんどお話しはしてなかったです。ツアーのどこかで、WAggの愛ちゃんがドクソンさんに相談してる時に横にいたぐらいで」

ドク「ああ、大阪かな?」

メイ「なので、ちゃんとお話しして関わったのは、3月のオーディション合宿ですね」

――そもそもWAggに入る時点でGANG PARADEをどう認識してましたか?

メイ「私はそんなにWACKに詳しくなかったんですよ。なので、最初はグループのことも全然知らなくて、WAggのオーディションを受ける時に調べてみたら、最初に見たのが白塗りのアイコンで」

ドク「第一印象が白塗り(笑)」

メイ「とんでもない奇抜なことをやるグループなんじゃないかと思って混乱して(笑)。衝撃を受けました」

――WAggになってからは?

メイ「WAggはライヴでいろんな先輩グループの曲をやるんですけど、なかでもGANG PARADEの曲は凄いジャンプしたり、フォーメーションも動きが多くて、体力的にも特にしんどくて。全曲がこれだと思うと、それをずっと同じテンションでぶつけ続ける凄さを感じました」

――ドクソンさんの印象はありましたか?

メイ「どちょぱ(ドクソンのソロ活動時の愛称)とかもあって変な人なのかなって思ってたんですけど、ただ変なだけじゃなくて、凄いいろんなことを考えてるし、アドヴァイスもいっぱいいただいて。で、おもしろいことに貪欲というか(笑)、あそこまで振り切れないんですけど、これぐらいおもしろくなりたい目標の人ですね(笑)」

ドク「でも、メイちゃんもちょっと変な子なのは感じていて、しっかりしてますけど、PARADISESでは異端な存在だと思ってるんですよ。そのスペシャルな感じは最初に見た時ぐらいから思ってました。直感で」

――実際に合宿で接してみてどうでした?

ドク「最後のほうにメイちゃんと一緒の組で“primal.”を披露する時があって、自分も追い詰められてて、みんな切羽詰まってたなかで、メイちゃんは唯一〈こうしたらいいと思います〉とか提案をしてくれたんですよ」

メイ「先輩方と一緒でも怯んじゃダメだなって思ってて、歴は浅くても私もWAggとして参加していることには変わりないので、そこはずっと意識してました」

ドク「それがいちばん嬉しかったかもしれない。やろうとする意志がいちばん見えてたから、もし誰か昇格するならメイちゃんじゃないかって思ってました」

メイ「合宿中は練習とか以外ではあまり話してなかったんですけど、最終日にみんなでお風呂に入って」

ドク「うん。あのお風呂で距離が近付いた感じはあるな」

メイ「ドクソンさんが〈キラ・メイの裸はエヴァンゲリオン〉ってニコ生で話したので、ファンの方々にコラ画像を作られました(笑)」

ドク「でも、ホントにエヴァでしたよ(笑)」