ソニック・ユース時代よりバンド活動と並行して多くのソロ作を出してきたが、ヴォーカル・アルバムはこれが2枚目。エクスペリメンタルな感覚を残しつつも、カントリー・タッチの演奏で朗らかな歌をゆったりと盛り上げていく。ネルス・クライン(ウィルコ)やシャロン・ヴァン・エッテンほか、彼とは逆にオーソドックスな歌モノから実験性を高めていったアーティストと、この場所でリンクしている点も興味深い。