タブー再評価にシンクロしてSOSバンドが久々の新曲を発表したのも記憶に新しいですが、その元ドラマーたるジャマール・ジェローム・トーマスも古巣に負けじと奮闘中です。バンドを率いてのこの昨年作では何とみずからリード・シンガーを担当。ウェルドン・アーヴィンっぽいメロウ・ソウルから初期ファンカデリック調のギター曲まで、長年バックを務めたメイシオ・パーカーともSOSとも異なる洗練で酔わせてくれます。