メジャーでの初作にして4枚目のフル・アルバム。民謡めいた節回しに始まり、エキゾなディスコにヒップホップ由来のビートなどが混在する12曲は、異形の音塊がゴツゴツと居並ぶようでいて、サイケな音像と抜きん出た甘いソングライティングを媒介にスルリと聴けてしまうし、そのある種の洗練された芸当にますます磨きがかったように思える。ハウス的なスムースネスを宿した先行曲“EDEN”がアルバムの中でまたフレッシュに響く。