沖メイが2021年4月28日、ニュー・シングル“レスタウロ”をリリースした。
バンド・ZA FEEDOの活動休止後、2020年7月にソロ・デビュー作となる『Half Way For Now』を発表した沖メイ。今回、それから9か月ぶりとなる新曲“レスタウロ”をリリースした。
“レスタウロ”は、〈さんかく問屋街アップロード〉とのタイアップ企画として制作された楽曲。〈さんかく問屋街アップロード〉は東京・日本橋の横山町馬喰町街づくり株式会社、UR都市機構、勝亦丸山建築計画の3社が立ち上げた、街と人の新しい関わり方を模索するウェブ・メディアで、“レスタウロ”は都市と音楽の可能性をテーマにした音楽と動画の2本立てプロジェクトのひとつとして制作されたという。
前作『Half Way For Now』は、沖が作詞作曲を手がけたZA FEEDOのオリジナル・ナンバー“だとしたら”と“ここから”を新たにプロデュースしなおしたものだった。それに対して、“レスタウロ”はオリジナルの新曲。沖にとって、実質的に3年ぶりの新曲になっている。
本作も、アートワークとプロダクションは沖自身によるもの。また、HIP LAND MUSICによるデジタル・ディストリビューション/プロモーション・サービス〈FRIENDSHIP.〉が、“レスタウロ”のデジタル・リリースをサポートしている。
沖からのコメントは以下のとおり。
今回の楽曲と動画は、今あるここをどうやったら楽しめるか?をテーマに制作しました。
場というものを改めて認識するようになった、2020年。
ライブ、制作の現場、夜の街、そこに行けば仲間に会えた時間。
生活の中にはいつも「場所」がありました。
人と場の関係性に変化を感じた昨年は、現状を元どおりにすることをただ願うのではなく新しい日々を前向きに過ごすため、多くの現場で試行錯誤や新しい取り組みが多かったことも事実です。
そんなとき、とある街に出会いました。
日本橋馬喰町にある三角形の形をしたその地域は、問屋街として歴史深く、栄えた場所です。
近年では問屋を継ぐ人も減少し、空き家が増え、再開発なども進んでいるそう。
下町職人家系出身の私にとって、懐かしい風景が変わって行くことに寂しさを感じましたが、私が出会ったその街は、今を前向きに生き、工夫しながら楽しもうとする人々の心意気がありました。
曲名「レスタウロ」は、イタリアの建築用語で「修復」という意味です。
年月を経た芸術作品や建築物を、ただ修復するのではなく「修復すると共に新しいクリエイティブを生む」という意味を込めて使われるそう。
ルーツと現状を楽しんで未来に行く可能性を良しとする心意気が素敵だなぁと思い、曲のタイトルにしました。
ぜひ聞いて&見てね~!
RELEASE INFORMATION
リリース日:2021年4月28日
フォーマット:デジタル
配信リンク:https://FRIENDSHIP.lnk.to/Restauro
TRACKLIST
1. レスタウロ
PROFILE: 沖メイ
東京生まれ。日本のバンド・ZA FEEDOのヴォーカル、作詞、作曲、アートワークを担当。
小学校に行かず、東京シューレで過ごした後、自由の森学園に入学。卒業後、和光大学に進学し、ジャズ研究会にてビッグバンドをはじめ、テナー・サックスを担当。ジャズやモータウンなどをたくさん聴いて過ごす。
社会人を経て、2012年、ZA FEEDOの結成後から作曲をはじめ、エレクトロニカ、民族音楽、クラシック、ジャズ、ロック、猫、インコなどから影響を受けた楽曲を制作。ソロ活動も並行する。ZA FEEDOとしてシンガポールのフェスティヴァルに招聘されるなど精力的に活動。
2016年、LAから来日したマイ・ハワイのジャパン・ツアーに帯同。同年8月には、ノウワーの初来日公演で沖メイとしてゲスト・アクトを務める。
2017年、初めての単身ツアーでヨーロッパへ。ベルギー、フランスを廻る。
2019年、同バンドの活動休止を機に本格的にソロ活動をスタート。自身がバンドに提供した楽曲を主に演奏し、2020年、台湾、東名阪ツアーを開催。
その他の活動として、ビルボードライブ東京での〈Yasei Collective 10th Anniv. Kick-Off Party feat. Special Guests!!!〉(2020年)へ客演。藤原さくらのシングル“Twilight”“Ami”(2020年)にハーモニー&コーラス・アレンジで参加。Mikikiにてコラムを連載中。山野楽器ロックイン新宿にてドラムヘッドに動物ペイントする企画を開催&受注中。