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史上最強のロック・トライアングルは健在だ(?)

 結成30周年を祝うべく2007~08年にまさかのリユニオン・ツアーを行ったポリス。その後の絡みはないものの、そういえばあの二人はどうしてるのか……と思ってチェックしてみたら、奇しくもちょうど『The Bridge』に前後して両名とも新作を出していたので紹介しておこう。

 まず、アンディ・サマーズの通算15作目にあたるソロ・アルバム『Harmonics Of The Night』は、2016年の『Metal Dog』、2017年の『Triboluminescence』に続く3部作の最終弾で、自身の写真の回顧展のために即興で弾いた音源を下地にしたものだそう。派手さはないがミニマルで雄弁なギター・アルバムだ。

 一方、映像作品やゲームの音楽なども手掛けドラマーのスチュワート・コープランドはインドの音楽家であるリッキー・ケジと組んだ『Divine Tides』を元気にリリースしており、しかもエイドリアン・ブリュー(キング・クリムゾン)+マーク・キング(レベル42)+ヴィットリオ・コスマ(PFM)と組んだギズモドロームでのライヴ・アルバム『Gizmodrome Live』も11月に出たばっかり! 今後こちらの方向に橋が架かることはあるのだろうか? *轟ひろみ

左から、アンディ・サマーズのニュー・アルバム『Harmonics Of The Night』(Andy Summers Music)、スチュワート・コープランド&リッキー・ケジのニュー・アルバム『Divine Tides』(Ponderosa)、ギズモドロームの最新ライヴ盤『Gizmodrome Live』(Edel)