NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」や漫画「昭和元禄落語心中」(とそれを原作としたアニメやドラマ)を由来とする落語ブームは平成にもあったが、令和の今も落語はブームが来ているらしい。この本は、そんな落語の世界に初めて触れる人のための漫画ガイド本。サラリーマンから師匠の元に入門した主人公の柏屋藤太と一緒に、読者も落語の知識を広げてゆく。これから寄席デビューをしたい人にも向いているし(絵柄的に女性にもおすすめ)、ある程度知識のある人や、自分も弟子入りしたいという人にも向いているのでは。柳家花禄監修で、ネット検索だけでは出てこない現場のリアルさや、余談、豆知識などもたっぷり。